知ってた?台北で北京ダックを食べるとうれしいことがいっぱい!
台北は、美食の街としても有名です。高級中華料理をとして知られている北京ダックも、台北でリーズナブルに味わうことができます。北京ダックのすべてを堪能するには、「三吃」「二吃」「一吃」、を、ぜひ試してみましょう。さらに、北京ダックの対抗馬(?)「広東ダック」を出すお店もご紹介。
高級中華料理の代表格として知られる北京ダックは、カモ科の食用アヒルをローストしたお料理です。こんがりとしたきつね色に、つやつやの肌が食欲をそそりますよね。
その起源は350年以上前、明朝時代の宮廷料理にあるといわれています。その調理法は遷都の際に北京に伝えられ、今では中国料理として広く一般的に親しまれるようになりました。とはいえ高級なイメージは宮廷時代から変わらず、ちょっとお高いイメージですよね。
でも、台北では北京ダックをリーズナブルな価格でいただけるところが多く、また北京ダックの有名店があるなど、旅行者にとってうれしいポイントがたくさん!そこで今回は、台北の北京ダック事情についてご紹介します。
「北京ダックは、ダックの皮の部分だけを味わう料理」というイメージが強いかもしれません。実際、パリパリに焼けた皮がおいしい料理ですから、「北京ダック=皮だけ」というお店もあるのです。お肉の部分をあえて食べないというのも高級料理らしいかもしれません。
ところが、台北の北京ダックはひと味違っていて、皮はもちろんのこと、身までおいしくいただけます。身の部分はおいしくないという声もありますが、いえいえそんなことはありません。皮の部分同様にクレープ包みにして食べたりもしますし、身の部分を骨付きのまま豪快にいただいたりも。肉質はあっさりめで、なかなか食べごたえがあるんです!
さらに、別のお料理にアレンジして出してくれるお店も。骨はスープのダシになりますから、どの部位も無駄にすることなく、ダックをすべていただくことができるのです。
台北にある北京料理の有名店と言えば、「天厨菜館」です。天厨菜館には、北京ダック専門の料理人が存在するなど、その味は確か。北京ダック(北平?鴨)の味わい方として、「一吃(通常の北京ダック)」「二吃(北京ダック+ダックのスープ)」「三吃(北京ダック+ダックスープ+鴨肉の炒め」と、リエーションが選べるのが特徴。
北京ダックを堪能するなら迷わず「三吃」を注文したいところですが、ここでは北京ダックだけでなく、さまざまな北京料理をリーズナブルに楽しむことができます。あれこれ注文しすぎないよう気をつけましょう。とはいえ、一緒にお酒やおつまみをいくつか頼んでも日本の半額以下。これは行かずにはいられません!
「広東ダック」という料理があることをご存知でしょうか。「北京ダック」がアヒルをローストした料理であるのに対して、「広東ダック」はダックを炭火で炙り、その後高温の油を流しかけるという製法でできています。またそれだけでなく、アヒルの育て方から北京ダックとはまったく別物ですから、その味わいもまったく違ったものに。
台北にある「龍都酒楼(ロントゥヂォーロウ)」は、広東ダックの名店として有名な広東料理レストランです。ぱりぱりとした食感の中にある弾力や味わい深さはぜひ、北京ダックと比較してみたいところ。また、新鮮な海鮮や、鳩やカエルといった珍しい食材を用いた本格的な広東料理が楽しめる名店でもありますから、おなかをすかせて出向いてみましょう。
台北で味わう北京ダックはリーズナブルでありながら、その味は本格的です。また、広東ダックも、北京ダックとはひと味もふた味も違った味わいで、旅行客の舌を楽しませてくれます。台北のレストランで本格的な味わいを堪能してみてはいかがですか。
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/05/03