ベトナムの言語は?旅行で困らないために覚えておきたいベトナム語
ベトナムの公用語はクオック・グーと呼ばれ、フランスの影響を受けた言葉です。発音が難しいために、聞き取りに多少苦労することもありますが、簡単なあいさつやお礼などのベトナム語は覚えておくと旅行中何かと便利です。
旅行する国を最大限楽しむためには、その国の言語を少しでも学んでおくとよいでしょう。現地の人と少しでもコミュニケーションをとることができれば、ちょっとした買い物もスムーズになりますし、質問をしたり、会話を楽しんだりすることができます。
ベトナム語と日常的に接する機会は日本ではそれほど多くないでしょう。そこで、読み書きは旅行直前に覚えることが難しいとしても、せめて聞き取りや、簡単なベトナム語を話すことができるくらいの準備はしておけば、旅行がさらに楽しくなります。
しかし、ベトナム語は発音がとても難しい言語です。ひとつの単語でいくつもの意味合いがあるものが多く、発音の違いで区別します。さらにベトナム語はひとつの単語に対して6パターンの発音があるといわれています。
そのため発音の違いが理解しにくく、ひとつの単語でも発音によって意味合いがまったく違ってくるために、聞き取りや話すことが難しく感じるのです。
ベトナム語の表記をベトナム料理店のメニューなどで見たことのある人もいるでしょう。アルファベットのようなラテン文字に記号がついた文字になっていて、これをクオック・グーといいます。
元々ベトナム語は中国語の影響を受けた言語であり、古来の文書には漢字を使っていました。しかし、1945年のベトナム民主共和国が誕生してからは、フランスから伝来した現在の国字であるクオック・グーが正式な国語になりました。
現在では漢字を目にすることはほとんどなくなり、このクオック・グーで書かれています。
日本でも毎日使うあいさつや感謝の言葉をベトナム語で覚えておくと、旅行でも現地の人とちょっとしたコミュニケーションが可能です。
「こんにちは」は「Xin Chao (シンチャオ)」と覚えておきましょう。Xin(シン)は敬語にあたり、Chao(チャオ)は朝、夜問わずあいさつの言葉です。ベトナム語の「こんにちは」は朝から夜までこれ一言で通じます。
ありがとうは「Cam on(カムオン)」といいます。これだけでもありがとうという意味になりますが、先ほど紹介したXin(シン)という敬語をつけてXin Cam on(シンカムオン)と言えば、ありがとうございますという意味になります。
旅行する国の言葉を少しでも覚えておくと、ちょっとあいさつをしたい、お礼を言いたいと思ったときに気持ちが相手に伝わりますので、日常的に使うあいさつやお礼の言葉は覚えておくとよいでしょう。
更新日:2025/05/01