香港国際空港は、「アジアのハブ空港」とも呼ばれる空の玄関。マカオなどへの乗り継ぎで利用する方も多くいます。ターミナルの場所や入国審査の手順、免税店や両替所の場所のほか、ショップや両替所やWi-Fiなどの設備・サービスと注意点、エアポートアクセスやバスなど市内への移動方法なども押さえておくと便利です。
1998年にランタオ島でオープンした香港国際空港は、香港の空の玄関口です。
アジア各国と欧米諸国を結ぶ空路の中継地点となっており、近年は乗客数・貨物取扱量とも常に上位であることから、韓国の仁川国際空港・タイのスワンナプーム国際空港・マレーシアのクアラルンプール国際空港などと並び「アジアのハブ空港」とも呼ばれている巨大な空港です。
初めて香港国際空港に到着すると、広大な規模とさまざまな人種が行き交う独特の雰囲気に驚くかもしれません。また、世界的に評価の高い空港のひとつとしても有名です。
世界中の人が利用する大規模空港ながら、機能的かつ効率的に設計されている各設備が特徴的な香港国際空港。飛行機を降りてからの手続きの流れも、あらかじめポイントを押さえておけばとてもスムーズに進められるでしょう。
ターミナルは、第1と第2の2つ。隣接しており、移動は徒歩でも5分ほどしかかかりません。なお、2023年現在第2ターミナルは一時閉鎖されており、すべての飛行機への搭乗・到着は第1ターミナルからとなります。
飛行機を降りたら、他の国と同様に検疫・入国審査・税関を行います。
入国審査の際には、カウンターで入国審査官に入国カードの写しを渡されますが、それが出国カードとなるので帰国時まで失くさないように保管しておきましょう。
税関では、免税範囲を超えるものがあった場合に申告します。申告の必要がない場合は、緑色の出口へ向かいましょう。
乗り継ぎ便の搭乗券を持っている場合は、Transferのサインに従って進み、セキュリティチェックを受けます。
乗り継ぎ便の搭乗券を持っていない場合は、E1、E2、W1いずれかの乗り継ぎカウンター(Transfer Desk)に向かいましょう。
空港内には、両替所がたくさんあります。手荷物受取所から到着ロビーに向かうまでの間、到着ロビー付近など、中には24時間営業の自動両替機もあるので、有人の両替カウンターが閉まっていたらそちらを利用してみましょう。
ショップやレストランがより充実しているのは第2ターミナルです。
こちらにはお土産ショップやコンビニ、セレクトショップ、ドラッグストア、カフェなどに加えて、映画館や航空探知館というミュージアム、さらに有料展望台まであるので、空港内で時間が余ったときに利用してみましょう。
空港内のほとんどのエリアでは、無料Wi-Fiが提供されています。
いくつか飛んでいるWi-Fiの中から「#HKAirport Free WiFi」を選択してください。「Agree and Continue」をクリックすればすぐに利用可能、時間などの制限もありません。
空港内には免税店が入っていて、高級ブランド品からカジュアルなアイテムまで700以上のショップをそろえます。
香港は、たばこやお酒など一部を除いて税金がかかりませんので、他のお店で購入しても値段が変わらない可能性がありますが、お土産の買い足しなど出国直前に買い物したいときに便利です。
空港から香港市内中心部までは、約35キロあります。アクセス方法はいくつかありますが、おすすめはエアポートエクスプレス(AEL)。空港から九龍駅まで約22分、片道105香港ドルです。なお、九龍や香港駅から各ホテルを回る無料シャトルバスが利用できるのもAELの魅力です。
速さよりも安さを選ぶのであれば、主要ホテル近くまで運んでくれる便利なエアポートバスがおすすめです。ただし、道路状況により大幅に遅れる場合があるため、時間に余裕がある場合にご利用ください。
なお、タクシーを利用される場合は九龍まで約45分、約270香港ドルです。こちらも道路状況により大幅に遅れる場合があるため注意が必要です。