中世ドイツをそのまま閉じ込めたおもちゃ箱のような街、世界遺産にもなった博物館島、ディズニーランドにあるシンデレラ城のモデルとなったお城・・・一度は訪れてみたい、見どころがいっぱいの国ドイツ。ワインやソーセージなど、食の楽しみも。
タウバー川渓谷のほとりに位置するローデンブルクは、中世ドイツの街並みが今なお美しく保存されており、城壁に囲まれた旧市街地に一歩足を踏み入れるとそこはまるでおとぎの国です。色とりどりの花や緑で彩られた街並み、石畳が続く路地、少し傾いた木造建築の家々は、どの角度から写真を撮っても絵になります。
クリスマスシーズンには、広場でマーケットが開かれ、おいしいワインやソーセージを食べながら、地元の人たち手作りの作品をお土産に購入することができます。近郊の街から列車やバスでアクセスが可能ですし、日本発のドイツツアーではローデンブルクが組み込まれることが多いので、ドイツ観光の際にはぜひとも訪れたい場所のひとつです。
ベルリンを横断するシュプレー川に浮かぶ中洲には、主要な美術館や博物館が集結しています。その島自体が世界遺産に登録され、博物館島「ムゼウムスインゼルMuseumsinsel」と呼ばれています。
この島にあるペルガモン博物館、新博物館、ボーデ博物館、旧ナショナルギャラリー、旧博物館のなかでも、量、質ともに第1級の博物館が、ペルガモン博物館です。広い空間を生かした展示が見事なイシュタール門やミレトスの門、ムシャッタ宮殿の外壁は圧巻です。これほど巨大な建造物をどのようにベルリンに運んで組み立てたのか、その技術と情熱に敬服の念を抱くことでしょう。
ペルガモン博物館では、日本語のオーディオガイドを使用できるため、背景を理解しながら作品を楽しむことができます。博物館は広く、展示物も多いため、じっくり見るには少なくとも半日はかかります。博物館島の共通券もありますが、1日にたくさん周ると疲れてしまうので、滞在期間と相談して優先順位を決めて周るとよいでしょう。
また、ベルリン市内は、戦後より徐々に整備され、中心部はまるで東京丸の内のようにオフィスとブランド店が整然と並び圧倒されます。
ノイシュヴァンシュタイン城は、ディズニーランドにあるシンデレラ城のモデルとなった城として日本でも有名であり、一度は訪れたい観光地のひとつとして人気があります。
冬は少し雪をかぶった気品のある姿、夏は青い空に浮き出るような荘厳な姿と、季節によってさまざまな顔を見せてくれるため、どの季節に訪れても美しい景観を楽しむことができます。隣のホーエンシュバンガウ城はノイシュヴァンシュタイン城とは対照的に、丸い形をした暖色系のとてもかわいいお城です。