ロンドンに数ある美術館や博物館。知名度・人気ともダントツ一位なのが、かの有名な大英博物館です。サーチ・ギャラリーとサーペンタイン・ギャラリーは、モダンアート好き必見。 いずれも入場無料なのがうれしいですね。ヴィクトリア&アルバート(V&A)博物館は、工芸品や家具のデザイン、ファッションに興味がある方にぴったりの観光スポットです。
ロンドンの数ある美術館、博物館のなかで、知名度、人気ともにトップを誇るのは大英博物館。1753年に世界で初の国立博物館としてオープンした大英博物館には、年間600万人もの人々が訪れます。
入場料無料、元日とクリスマス前後の3日間を除いて年中無休というのも、旅行者にとってはうれしい限りです。800万点にのぼる所蔵品のなかでも見どころは、エジプト考古学最大の発見と称されるロゼッタストーン、パルテノン神殿を飾っていた彫刻群、エジプトのミイラ棺、12世紀にセイウチの牙で作られたチェスの駒ルイス・チェスマンなどでしょう。
ヴィクトリア&アルバート(V&A)博物館は、工芸品や家具のデザイン、ファッションに興味がある方にぴったりの観光スポットです。タペストリーから着物まで世界各地のテキスタイルデザインや3,000点を超す宝飾品の数々、陶芸や木工、金細工などの工芸品、家具、絵画や写真と、多岐にわたる展示品が並んでいます。
イギリス人デザイナーのウイリアム・モリスによる、動植物をモチーフにしたテキスタイルや壁紙は日本でも人気ですが、V&A博物館にはモリスの作品が展示されているだけでなく、彼のデザインをあしらった部屋、ザ・モリス・ルームがカフェにあります。作品鑑賞の合間に、ここでティータイムを過ごすのも良いでしょう。
また、ミュージアムショップにはジュエリーや服飾品、書籍など多彩なグッズがそろっているので、ショッピングにも時間が割けるよう、スケジュールに余裕をもって見学することをおすすめします。
モダンアートに触れてみたいという方におすすめなのは、サーチ・ギャラリーとサーペンタイン・ギャラリー。難解なイメージのある近現代の美術ですが、いずれの施設も通常は入場無料(有料企画展もあり)なので、気軽に入って作品鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。
アートコレクターのチャールズ・サーチが開いた美術館で、数回の転居を経て、現在はファッショナブルなチェルシー地区にあります。まだ名の知れていない若手アーティストによる斬新なコンテンポラリーアートの展示が多く、流行に敏感な人々の人気を集めています。
ケンジントンパークにある美術館。近現代アートの展示に加え、夏には美術家や評論家の講演、アートのライブパフォーマンスなど、さまざまなイベントを催しています。ここの夏季限定で造設されるパビリオンは必見。これまで、ザハ・ハディド氏をはじめ、伊東豊雄氏、藤本壮介氏など、世界で活躍する建築家が、ユニークな設計のパビリオンを披露し、来館者を魅了しています。