バンコクは、女子旅にもってこいの都市。治安も良く、観光やグルメ、ショッピングをリーズナブルな価格で楽しめます。鉄道を利用すれば、遺跡や屋台、カフェ、ショッピングモールなど、移動もスムーズ。今回は女子旅にぴったりなバンコクの魅力をご紹介します。
女子旅の目的地選びの条件は、治安の心配がない地域で、 観光はもちろん、グルメ、ショッピング、美容などが楽しめる場所ではないでしょうか。これらの要素がすべてそろっていて、かつ楽しく巡ることができるのがタイの首都・バンコクです。
駅の周辺に買い物や食事ができる商業施設が立ち並び、ちょっとカメラを構えれば絵になる風景があちこちに見られるのも女子旅に人気の理由のひとつと言えるでしょう。
東京や大阪からバンコクまで、直行便なら6時間~7時間程度。台湾経由の便なら、日本から台湾まで3時間、台湾からバンコクまで3時間程度となります。乗り継ぎのため休憩時間を挟むことができるので、長時間のフライトが苦手な人は経由便を使うのもいいでしょう。
バンコクでの移動手段はさまざま。近年、便利な公共交通手段のひとつになっているのがBTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)です。車内は清潔に保たれていて、女性でも安心して、リーズナブルにバンコクの主要スポットを見て回ることができます。
タクシーやバス、トゥクトゥクを利用すれば、タイならではの光景を垣間見ることができますが、ぼられる可能性や英語が通じない場合もあるので注意が必要です。
スワンナプーム国際空港から市街地へも、バスやタクシーでは時間がかかってしまうことが多々あるので、エアポートリンクでの移動が最もおすすめ。市内まで約15分、15~45バーツで行くことができ、とても便利です。
東南アジアの他の国の都市部と比べると、街中も整備されており、比較的治安はいいと言えるでしょう。しかし、繁華街や有名観光地での盗難事件が多いのでバックの持ち方には注意が必要です。
また、夜間に外出はしない、日中でも人気のないところには一人で行かない、肌を露出した格好や金品の目立つ姿で出かけないなど、現地の女性でも気をつけていることは守るようにしましょう。
タイといえば仏教国として知られ、首都バンコクの観光といえば寺院巡り。中でもおすすめは、タイで最高の地位と格式を誇る仏教寺院ワット・プラケオ、19世紀タイの知の殿堂ワット・ポー、日没時に見る景観が格別に美しいワット・アルン。バンコク三大寺院と言われる目玉スポットです。
バンコクに都が移されたことに合わせて建設された、由緒ある寺院です。広大な敷地にある仏塔には仏舎利(ブッダの遺骨)が収められており、タイ全土から仏教徒である人々が訪れています。
また、本堂に安置されている高さ66cmのヒスイで作られた仏像がエメラルドのように輝くことから、エメラルド寺院とも呼ばれています。
バンコク最大敷地面積と最古の歴史を誇る寺院です。見どころは、長さ46メートルの涅槃(ねはん)像、本堂の壁画、境内のいたるところにある石造の面白いレプリカなどがあります。
また、タイ・マッサージの総本山としても有名で、寺院内でマッサージを受けることができます。マッサージを学ぶこともでき、日本人の受講生も多いそう。
豪華絢爛(けんらん)な仏教寺院とは一味違った、ヒンズー教色の強い寺院です。三島由紀夫の小説の舞台にもなった「暁の寺」としても有名。陶製タイルと何色もの磁器でモザイク装飾された仏塔が魅力です。
美しい仏塔は、現在の10バーツ硬貨にも描かれていてタイではおなじみの光景。眺めるだけではなく、実際に登ってみることもできます。ただし、階段はとても急なので動きやすい服装が必須です。
バンコクは、プチプライスの食や雑貨から高級品までそろった、ショッピングのパラダイスです。
効率よく楽しみたいなら、ショッピングモールやナイトバザールがおすすめ。「ナラヤ」のバッグや肌触りのいいタイシルク、かわいいアロマキャンドル、土産の鉄板ドライマンゴーなど。女子の大好きなアイテムを見つけることができるはずです。
バンコクの原宿と言われるサイアム地区にそびえる、バンコク屈指の大型ショッピングセンター。
広大な敷地内にはレストラン、アパレルショップ、フードコート、映画館、水族館など約300店舖のテナントが入っています。食品専門店街や雑貨専門フロアもあるので、タイ土産を見つけるのに最適です。
プロンポンエリアに2015年にオープンした大型デパート。国内外のハイブランドはもちろん、日本からはユニクロやビームスも出店しています。
6~9階までがレストラン街となっており、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど各国料理店が軒を連ねます。美しい流線型の外観や水の流れる中庭など買い物だけでなく、建築デザインという視点でも楽しめるスポットです。
タイ政府推奨のスーベニアショップ。シルク、コットン製品、ベンジャロン、ピューターなど、タイの手工芸品や物産品などがそろっています。国営なので、高品質のものを安心して買い物することができます。
ラチャダムリ通りは、たくさんの駅が点在するバンコクの中心的な通り。もっともにぎわいをみせるのが、ラチャダムリ交差点周辺です。
セントラル・ワールド、伊勢丹、ビッグCなど高級デパートから大型量販店までショッピングスポットが密集しています。
また周辺には早朝から夜中まで屋台がずらり。フード系から雑貨、衣類、日用品などあらゆるものが販売され、まさに買い物天国です。
旅先でもおいしくて、フォトジェニックなご当地グルメが食べたい! そんなワガママ女子も納得する、家庭料理から最新フードコートまで、今タイで話題の食スポットを3つご紹介します。
見た目も値段も気軽なカフェ風のお店ですが、オーナーはプリンスの称号を持つ王族。素材にこだわった家庭的な料理は全て伝統的なロイヤルレシピです。
自家製ペーストのグリーンカレーが特に好評。上品な甘さと辛さで味の奥行きが深く、ここのカレーを食べると他のお店のカレーが物足りなく感じると言われるほどです。
バンコクの東の高級住宅地、トンローエリアにある一軒家レストラン。オーナー一族に伝わる南部の味をレシピ化して提供しています。
店名にもなっている「クア・クリン」や「サトー豆と海老の炒め物」がおすすめメニュー。連日、グルメなタイ人や富裕層、お忍びで通うセレブなどが足しげく通う人気店なので、夜や週末は予約必須です。
“トンローの裏庭”をコンセプトにしたコミュニティーモール。4階建てのモールは吹き抜けになっており、ゆったりくつろげる空間になっています。
注目は、厳選された約15軒の飲食店が集まる1階のフードコート「マーケット」。ハンバーガーやパイ専門店、本格ブーランジュリーやコーヒー店など、一度に有名店の味をいくつも楽しむことができます。