危険だけど見てみたい!オーストラリアでワニ発見
オーストラリアには野生のワニが生息しています。危険な野生動物なので、なるべく近づかないようにするのが得策です。もし間近に観察したい場合は、『クロコザウルス・コープ』のようなテーマパークに行ってみましょう。
オーストラリアといえば野生動物。日本では見る機会があまりない野生のワニも、身近なところに生息しています。オーストラリアを旅行するならぜひ知っておきたい、現地のワニ事情を紹介したいと思います。
オーストラリアに生息している野生のワニは2種類。1つ目は、オーストラリアの固有種である『オーストラリアワニです』。西オーストラリア州北東部やクイーンズランド州北西部、ノーザンテリトリー北部の川や沼に主に生息しています。機敏な動きで知られ、普段は比較的おとなしい性格です。
2つ目は東南アジア諸国などにも生息している『イリエワニ』。入り江などの汽水域を中心に生息しています。爬虫類の中でも最大級といわれる大きさを誇り、攻撃的な性格が特徴です。しかも『イリエワニ』は、海水浴場にも出没することがあり、たいへん危険です。
爬虫類最強といわれるワニは、野生動物の中でも危険です。特に海にも出没するイリエワニは凶暴で、過去には死亡事故を引き起こしたこともあります。ワニは泳ぐのが速く、時速30キロメートル前後のスピードで水中を移動します。事故を防ぐためには、ワニに近づかないのが一番です。
またワニの生息域に旅行する際には、泳ぐ場所にはご注意を。遊泳ネットが張ってあり、ライフ・セイバーがいるところで泳ぐようにしてください。
近くで観察するには危険すぎるワニたち。もしその生態系に興味があるなら、ダーウィンにある『クロコザウルス・コーブ』を訪れてみるのがおすすめです。世界有数の爬虫類のテーマパークである同所では、ワニを始めさまざまな爬虫類を間近で見ることができます。
特に名物と言われているのが『死の檻体験』というアトラクション。透明な檻に入り、ワニのいる水槽に潜ることができます。遊泳中のワニに至近距離まで接近します。他では得難い体験ができますよ。
オーストラリアは日常風景の中にワニが当たり前に存在する国です。そこで中には、個人で「ワニ探し」を楽しむ方もいるのだとか……。そういった冒険心は非常に危険です。『クロコザウルス・コーブ』のほかにもクロコダイル・ウォッチングを楽しめる施設やツアー、クルーズなどが多くありますので、それらを利用して安全に観察を楽しむようにしたいですね。
更新日:2025/05/02