バンコクのチャイナタウンを散策&食べ歩き
バンコクのチャイナタウン「ヤワラート」は、ショッピング・グルメ・観光が楽しめ、アジア有数の金行街もあるエリアです。ローカルな市場や寺院の散策、中華やインド料理などを提供する飲食店や屋台での食べ歩き、金の売買体験などを楽しめます。
バンコクのチャイナタウン「ヤワラート」の成り立ちは、アユタヤ王朝時代に遡ります。ビルマ軍の侵攻で壊滅したアユタヤの街に変わり、再建の地として選ばれたバンコクに中国系の人々が移り住んで発展しました。以降、タイ系中国人の華僑・華人街として、地元民の生活に密着しながらタイ最大規模に発展しました。
ヤワラートは、地下鉄のフアランポーン駅を起点にしたヤワラート通りに沿って広がっています。観光用に整備された区画ではなく、生活感があふれる雑多な雰囲気で、道や路地は複雑に入り組んでいます。時間帯や曜日によっては非常に混雑し、また交通量の多い道路に隣接している場所もあるため、安全には注意しましょう。
バンコク旅行の定番観光スポットとして、さまざまな国の旅行者が訪れるチャイナタウンでは、食事や買い物を中心に散策します。地元民である華人が日常を過ごすローカルスポットでもあり、マーケットや市場、寺院やお寺などもあります。夜間は通りのネオンや照明が付き、よりアジアらしい雰囲気の下、露店などを見て回ることができます。
ヤワラートでは、取り扱っている商品ごとに市場が大まかに分かれています。金を売買したり換金したりする金行街、服やアクセサリーなどを扱うサンペンレーン市場、生地店が多いパフラット市場などです。観光客でも卸価格で購入できる店舗もあり、食品、日用品、化粧品、帽子や靴、電化製品など多彩な品が並びます。
ヤワラートには多数の寺院がありますが、黄金の仏像がある「ワット・トライミット(黄金仏寺院)」は特に有名な寺院スポットです。
仏像は約700年前のスコータイ時代に造られたと言われ、高さ3メートル、全重量5.5トンの金でできています。1953年まで漆喰で覆われていましたが、寺院工事の際に落下したことで黄金像であることが分かり、現在では正式に祭られています。
ヤワラート通りの中心に位置する、伝統的な中国様式と現代デザインのブティックホテルです。
モダンなチャイニーズ風インテリアにまとめられた客室は、全室に天蓋付きのベッドがあります。館内にレストランやバー、スパ&マッサージを備えており、またホテルから周辺までに利用できるトゥクトゥク無料シャトルサービスがあります。
家具やインテリアは中国色である赤と金を基調としたカラフルな色使いで、鮮やかさの中にもモダンな雰囲気が楽しめます。
ヤワラートには、中華やインド料理、ベトナム料理を中心に、リーズナブルに楽しめる飲食店が多数あります。
ツバメの巣やフカヒレなど高級食材料理を提供するレストラン、安価でローカルな麺類を販売する屋台やカフェなどさまざまです。昼から散策するのであれば食べ歩きを、夜の訪問ならディナーなど、食事を目的に訪問するのもよいでしょう。
スープ鍋に食材を入れて煮立たせ、オリジナルのタレで食べるタイの名物料理「タイスキ」をリーズナブルに楽しめるお店です。タイスキに入れる食材は好きなものを選ぶことができ、ローストダックや飲茶などのメニューもあります。
明るく広い店内はテーブル席中心で写真メニュー完備しているほか、店内一角にキッズスペースもあり、地元民にも人気です。
タイの代表的な屋台料理の一つで、タイ風ラーメンとも呼ばれるバミーが食べられる食堂です。メニューは、「バミー・ナーム(汁あり)」と「バミー・ヘーン(汁なし)」の2種類から選べます。味の良さと量の多さで地元民にも長く愛されており、ヤワラートの名店として賑わっています。
※本記事は2017年6月時点の情報です
更新日:2025/06/15