ドバイのグルメを堪能! バラエティー豊かな食文化を楽しんで
世界各国の有名料理が楽しめるドバイで、特にこの地らしいグルメと言えば、アラブ料理やトルコ料理が挙げられます。ヘルシーなメゼやハモス(フムス)、ボリューム満点のケバブ、シシ・トゥク、チキンビリヤニ、甘いスイーツのムハラビーヤ、バクラワ(バクラバ)など、さまざまなニーズに応えるメニューがそろいます。
ドバイのグルメは多国籍グルメにおいては近隣諸国の影響を強く受けるドバイ。外国人労働者数が圧倒的な数を誇ることから、街にはインド料理をはじめ、イタリアンにフレンチ、中華に和食とさまざまな食文化が入り乱れています。
そうした中でドバイならではの料理といえば、レバノン料理に代表されるアラブ料理。また、世界三大料理に数えられるトルコ料理はアラブ料理と非常に近い世界観を持つことから、ドバイの郷土料理=トルコ料理と理解する人も少なくありません。そこでドバイへ旅行に行ったら、ぜひ中近東の香り豊かなグルメにチャレンジしてみましょう。
ヘルシー派なら、野菜をふんだんに使った料理を頼んでみましょう。アラブ料理で人気の前菜のひとつが、メゼと呼ばれる料理です。ギリシャ料理やトルコ料理などにも同じ名称のグルメがあり、多くは小皿料理、お酒と一緒に楽しむ前菜という意味合いです。こうしたグルメの文化はフランスやイタリア、スペインなど他国でも見られますね。
アラブ料理やトルコ料理における「メゼ」は、西洋における前菜やオードブルとは少々ニュアンスが異なる面もありますが、野菜や豆をふんだんに使ったサラダや盛り合わせなどを楽しめます。
アラブ料理の代表格である、レバノン料理ではナスのペースト(『ババガニュース』)、「ハモス(ホモスとも呼ぶ)」というヒヨコマメのペーストなどが有名ですね。これらはアラブ料理の定番であり、主食のパン(ホブズ)や野菜につけて食べます。
トルコ料理におけるメゼもバラエティー豊か。レバノン料理と同様のペースト類はもちろん、ディップなどヨーグルトを使った料理が多く、またパセリや玉ねぎ、ミント、トマトを細かく刻んでオリーブオイルで混ぜ合わせたサラダは女性に人気です。
このように野菜や乳製品のみならず、魚介を使うこともありますし、冷製からあたたかいものまでさまざま。ぶどうとアニスを使ったトルコの地酒『ラク』との相性も抜群です。
中東にはベジタリアンも多いのですが、その一方で肉料理を好む人も多くいます。ドバイでも、羊や牛を豪快に焼いた料理が提供されます。
中でもトルコ料理のひとつで、文字通り“焼き肉“を意味する「ケバブ」は、もっともポピュラーな肉料理に挙げられるでしょう。日本ではピタサンドというかたちで売られているのをよく目にしますが、これは”回転する焼き肉“という意味の「ドネルケバブ」を差したもの。
ただ「ケバブ」と言う場合は、串焼きや炭火焼のスタイルであることが多いようです。といっても味付けに使うスパイスはお店によって違うので、日本の焼き肉同様、多種多様な味わいがあるといえるでしょう。
アラブ料理の定番である「シシ・トゥク」も、ケバブ同様に串焼きの肉料理で、こちらは野菜が挟まっているのが特徴になるでしょう。炭火でじっくりと焼かれています。
ドバイで定番のメインディッシュといえば、「ビリヤニ」です。これはお米とサフラン、シナモン、ベイリーフといったスパイスを一緒に炊き込んだもので、鶏肉を添えたチキンビリヤニはボリューム満点です。
さらに、手軽に食べられる料理として「シュワルマ(『シャワルマ』)も人気です。これはグリルしたラム肉や牛肉、鶏肉などを野菜と一緒に薄いパン生地で巻いて食べるもので、見た目は先述のドネルケバブと非常に似ていて、カジュアルに食べ歩くのにも最適です。
ドバイのスイーツは甘みたっぷりです。軽いものでは、「ムハラビーヤ」というミルクプリンが人気です。比較的甘さ控えめであり、米粉を使って固めているためヘルシーです。
こってりしたデザートが食べたいならば、有名なスイーツに「バクラワ」があります。これはパイ生地を薄く伸ばし、ナッツ類を挟み込で何層も重ねて焼くというお菓子です。これだけでも十分甘いですが、仕上げにシロップをたっぷりかけるため、とにかく食べ応えがあります。
国際色豊かなドバイでは、主流のアラブ料理もバリエーション豊かです。ヘルシー派も、食欲旺盛派も満足のグルメがそろっているため、レストラン巡りからもドバイを満喫できます。
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/06/15