香港の長洲島をめぐる。おすすめスポット7選
香港の西に位置する離島のひとつ長洲島は、2平方キロメートルほどの小さな島です。個人商店が軒を連ねるのどかな様子に、饅頭祭の長州北帝廟など有名スポットもいっぱい。中環(セントラル)からフェリーで1時間かからずに着くので、週末には香港島や九龍半島から家族連れやカップルが多く訪れます。
長洲島へ訪れた人の誰もが来る場所が長洲フェリー埠頭ですが、実はフェリー乗り場の周辺には食堂や雑貨店がずらりと並んでおり、見て歩くだけでも退屈しない一大観光スポットでもあるのです。
民宿などを探すためのカウンターもあるので、ここで宿泊施設の予約もできます。島の中でどこに行こうか悩んだら、この「原点」に立ち戻ってみてはいかがでしょう。
北帝廟は、1783年に長洲島で流行した疫病を鎮めるために建てられました。赤と白を基調とした建物の正面は、どことなく沖縄を彷彿とさせます。
この長州北帝廟が有名スポットであるゆえんは、「饅頭祭」。饅頭祭の起源は、前述の疫病のときに人々が神に扮して島を練り歩いたことだと言われています。以来100年以上の長きにわたり開催され続け、毎年5月ごろの祭の時期には多くの観光客でにぎわいます。
張保仔洞は、チュン・ポー・チャイという歴史上の名高い悪海賊の隠れ家としていた場所です。くねくねと細い、岩がいくつも連なる洞窟の中にあるので、いかにも海賊の隠れ家、という雰囲気を道中感じられるでしょう。
足場があまり良くないので、動きやすい服装と靴で訪れるようにしましょう。また張保仔洞の中は真っ暗なので、小型の懐中電灯などを持って行くといいでしょう。伝説や歴史に興味を感じる人や、島のあちこちを探検してみたいという人におすすめしたいスポットです。
1996年のアトランタオリンピックで香港初の金メダルを獲ったウインドサーフィンの選手李麗珊(リー・ライシャン)も練習していたことで有名なビーチ。真っ青な海の色に加え、周辺には庭園もたくさんあり、香港島からもサーファーが訪れます。
もちろん海岸線に沿って歩きながら美しい海の色を眺めるのもよいですが、せっかくなのでウインドサーフィンやカヌーなどをレンタルして楽しんでみては。
長洲ファミリートレイルと呼ばれる散策道は、石製でその外観が万里の長城に似ていることからミニ万里の長城と愛称が付けられています。この散策道から岩々や砂浜などが眺められ、多くの人の目を楽しませてくれます。
東湾ビーチとともに散策するとよいでしょう。
長洲に来たらぜひとも味わってほしいのが、地元で獲れたシーフードをふんだんに使った料理です。海沿いの道・北社海傍路にはシーフード店が並び、観光客や地元の人でいつでもにぎわっています。
レストランだけでなくフィッシュボールなどの食べ歩きできるB級グルメを販売する屋台もたくさんあるので、食べ比べながら自分のお気に入りを見つけてみてください。
長洲で食べ歩きグルメと言えば魚団子。こちらの魚団子は化学調味料を一切使わず、味もおいしいと評判の超人気店です。
地元の人にも愛されているだけでなく、わざわざ香港島や九龍エリアから買いに来る人もいるようで、1日に180キロも売れることからその人気ぶりが分かります。串に刺した魚団子もあるので、魚団子を片手に散策するのもいいでしょう。
※本記事は2016年12月時点の情報です
更新日:2025/07/27