インドの物価は安い? 食費・交通費から医療費まで日本と相場比較
インドは物価が総じて安め。食費も宿泊費も交通費も、信じられないほど抑えられ、バックパッカーたちにも人気です。庶民向けレストランでターリーを食べ、ドミトリーに泊まりオートリキシャで出掛ければ、1日1,000円かからないことも。ただしタージ・マハルなどの名所や史跡は、外国人料金が適用されてしまいます。
国際経済誌などが発表する、生活費ランキングを調べると、インドはデリーやムンバイなどの大都市でも最下位ランク。つまりインドは、世界と比較しても物価が安いことがわかります。
インドのレストランは、ランクにもよって値段が異なります。高級レストランでディナーをすれば、予算約5,000円と日本と値段がほとんど変わりません。
一方、庶民向け食堂で食べられるターリーやミールスと呼ばれるカレー定食は、400円程度から食べられます。さらに安い屋台の場合、1日の食事すべてを済ますとすれば、200円もかかりません。ただし、衛生面のチェックは忘れずに。
自炊をするとさらに安く抑えられますが、マーケットでは食材をキロ単位で売っていることも多いので、大人数でキッチン付きゲストハウスに泊まるときなどに利用するのがおすすめです。
インドの街中での交通手段は、日本に比べても格安です。
有力候補としては、オートリキシャ(料金交渉が必要、目安は初乗り30円)、乗り合いリキシャ(距離に関わらず1回乗車で約20円)、配車アプリのタクシー(初乗り約70円、スマホで支払いOK)、鉄道のメトロ(初乗り約15円)などでしょう。
なおオートリキシャや流しのタクシーの場合、乗車前にきちんと値段交渉をすることが大切です。精算時に追加料金を請求してくるので、キッパリ断るかそもそも乗車しないようにしましょう。
安いホテルやドミトリーを探すと、1泊300円から見つかります。これがインド旅行の最大の魅力、と言う常連バックパッカーもいるほどですが、不衛生だったりベッド周辺でも窃盗があったりと、初めての人ではハードルはやはり高め。
リラックスしたいなら、中流以上のホテルを事前予約するようにしましょう。約3,000円でも清潔でWi-Fiが使える部屋へ通されるので、日本に比べても圧倒的に安く、絶対におすすめです。
インドでは、外国人観光客向け料金を設定する観光スポットが多く、料金は日本とほとんど変わらない、と言えます。
主な観光スポットの一般料金はこの通りですが、学生料金が適用されることもあるので、証明物も持っていくと良いでしょう。
インドでお土産や日用品を買うときは、市場で値段交渉にもチャレンジ! 定番アイテムは、以下の相場を参考にしてみましょう。
旅行中にはお世話になりたくない病院ですが、インドには公立病院と私立病院があり、私立病院の方が清潔・医療レベルが高い・英語が通じるなどメリットが多く、何かの場合は私立病院の方が安心です。
ただし、私立病院はそれなりの費用がかかるので、出発前に海外旅行保険へ入っておくことをおすすめします。
※本記事は2017年10月時点の情報です
更新日:2025/05/01