マカオで世界遺産めぐり、まずはセナド広場から!
マカオのセナド広場は、世界文化遺産へのアクセス拠点に便利な場所。歴史的建造物や広場など、登録される20以上のちょうど真ん中あたりに位置し、仁慈堂大樓・聖ドミニコ教会・聖ポール天主堂跡などおさえておきたい場所はほとんどが徒歩圏内です。夜景やイベントも楽しめるので、スケジュールチェックもお忘れなく。
マカオで世界文化遺産に登録されている、20以上の歴史的建造物と広場。その中央にあるセナド広場は、それ自身が世界遺産のひとつです。多くの方が拠点にする異国情緒あふれるセナド広場を、まずはじっくり楽しみましょう。
広場の中心部には地球儀を模した噴水が設置されており、「噴水池」という愛称も。足元には波打つようなデザインが特徴的なモザイクの石畳「カルサーダス」が街まで広がり、周囲のコロニアル様式の建物と見事な調和を見せています。
もともとはマカオの中心的な繁華街だったセナド広場。カルサーダスの特徴的の景観となったのは1990年のことで、その名称も広場の正面あう「民政総署大楼」に由来します。
ここはポルトガル支配下のマカオが自治や政治に携わっていた歴史を示す建物であり、何度かの改修を経て現在も役所として現役。そして今も昔と変わらず、多くの人が訪れます。
セナド広場は夕方ごろからライトアップされるので、夜の美しさもぜひ楽しんでください。午前中に出発して夕方ごろに戻ってくると、午前中とはまったく違う表情に驚かされることでしょう。
マカオの世界遺産は、多くがセナド広場から徒歩圏内。広場近くで、マカオをくまなくめぐる路線バスにも乗車できます。
広場に面して建つ仁慈堂大樓。ここはポルトガルで創設された慈善福祉団体の施設で、現在は役場として使われています。2階は博物館になっており見学OK、広場を眺めるスポットとしても人気です。
噴水から徒歩2~3分の場所にあるのが、広場からもっとも近いカトリック教会の「聖ドミニコ教会」と「聖ドミニコ広場」があります。荘厳な建物の中には300点を超える宗教品が展示され、クラシックコンサートが開催されることもあるそうです。
マカオ世界遺産の目玉とも言える聖ポール天主堂跡も、広場からは徒歩10分ほど。道のりにはお土産屋さんが並び、あっという間におなじみの階段に到着します。
セナド広場は、イベント会場になることも少なくありません。年末年始ごろは特に注目。例えばクリスマスには噴水に大きなクリスマスツリーが設置されたり、たくさんのイルミネーションが飾られたりと、広場を美しく照らします。
一方の旧正月は、チャイニーズニューイヤーにふさわしい赤や黄色中心の派手な装飾が施され、ヨーロッパ文化と中国文化が一体化した不思議な街並みに変貌します。世界的なイベントや祝典なども行われることもあるので、タイミング次第では記念すべき瞬間に立ち会えることでしょう。
※本記事は2016年12月時点の情報です
更新日:2025/06/18