ニューヨークでタクシーに乗る! 乗り方・チップなど注意点まとめ
ニューヨーク市公認のタクシーは、イエローキャブとグリーンキャブがあり、営業エリアで分けられています。日本との違いは主に、乗り場・ドアの開閉・チップ。それ以外はあまり変わらず、車体上部のランプ「ちょうちん」で乗れるタクシーを見分けて、行き先またはストリートやアベニューを告げればOKです。配車アプリも活用できます。
買い物を満喫して荷物で両手がいっぱい! 夜遅くまで遊んで移動手段がない! そんなときに役立つタクシーですが、ニューヨークでも利用の仕方は、実は日本のタクシーとほとんど違いはありません。
日本との大きな違いは、タクシー乗り場の数。日本のほとんどの鉄道駅にはタクシー乗り場がありますが、ニューヨークでは一部の主要な駅とバスターミナルにしかタクシー乗り場はありません。基本的に流しのタクシーをつかまえます。
タクシーが空車かどうかは、車体上部のランプで判断します。ランプがついていれば空車で乗車可能。ランプがついていない、または「Off Duty」ランプが点灯している場合は、乗車中や勤務外などのため乗車ができません。
ニューヨークのタクシーと言えば、マンハッタンでよく見かける、鮮やかな黄色の「イエローキャブ」。一番メジャーな市公認タクシーで、小型車プリウスから大型ミニバンまで車種はさまざまですが、黄色の車体なら全部イエローキャブと考えて問題ありません。
近年登場した黄緑色のタクシーが「グリーンキャブ」、正式名称は「ボロータクシー」。こちらはブルックリン・ブロンクス・スタテンアイランドなどで利用できるタクシーです。
マンハッタン以外でイエローキャブがつかまりにくいことで登場したタクシーですが、乗り方や料金システムなどはほとんど同じです。
ニューヨークでは、タクシーが止まったら自分でドアを開けます。アメリカでは、開閉ともに自分で行うルールです。
乗車したら行き先を伝えます。「タイムズスクエア」や「トランプタワー」のような主要スポットはそのまま伝えても大丈夫ですが、そうでない場合は「ストリート」と「アベニュー」を告げます。端的に単語で伝えた方が、理解してもらいやすいでしょう。
タクシーはメーター制です。イエローキャブは初乗り料金は2.50ドル(約280円)、その後走行距離・乗車時間・深夜などで料金が加算されていきます。橋やトンネルや有料道路の通行料金もプラスされます。
目的地に着いたら料金を支払います。クレジットカードでも精算できるタクシーがほとんどですが、現金で支払う場合は20ドル以上の高額紙幣は受け取ってもらえないことも多いので、あらかじめ小額紙幣を用意します。
運転手にチップを渡すこともお忘れなく。金額は利用料金の15~20%、短距離間の移動では1~3ドル程度が目安です。
利用料金の支払い後にチップを渡すのがスタンダードな流れのため、お釣りを受け取ってからチップを渡すと良いでしょう。「お釣りは受け取ってください」と伝えてもOKです。
紙のレシートも発行はOK。お願いしないともらえないので、料金の支払時に伝えましょう。忘れ物などの問い合わせなどで使えるので、もらって損はありません。
イエローキャブやグリーンキャブがあるように、ニューヨークのタクシーには営業エリアが決められています。そのため郊外へ行ってもらおうとしても、乗車拒否をされることがあります。エリアをまたぐ場合には注意しましょう。
ニューヨークにはローカルのタクシーも街中を走行していますが、中には違法タクシーもあり、高額な料金を請求されるトラブルもしばしば報告されます。
イエローキャブやグリーンキャブなど、市公認のタクシーを選んで乗るのが無難でしょう。
最近普及が進む配車サービスの利用もおすすめです。スマホで決済完了・チップ不要と、不慣れな土地ではこちらの方が使いやすいかもしれません。
※本記事は2017年10月時点の情報です
更新日:2025/08/02