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海外旅行に必須のパスポート!申請時と持ち歩く際の注意点

パスポートの申請と持ち歩き方

海外旅行の際、必要となるのがパスポート。
パスポートがなければ、海外を旅行することができません。
今回はパスポート申請時の注意点と、持ち歩く際の注意点についてご紹介します。

パスポートとは?

パスポートは、身分証明書の一種で、主に海外へ行く時に使われているものです。
パスポートには、5年間または10年間の有効期限があり、20歳未満は、5年間のみとなっています。パスポートは持っていても、有効期限が過ぎている場合には、使用することができません。

パスポートの申請のステップと申請時の注意点

パスポートの申請手順についてご紹介します。

住民票を登録している都道府県のパスポート申請窓口で、申請書類と手数料を収め、約1週間後に、発行されたパスポートを本人が直接取りに行く、という流れです。申請窓口には、足を2回運ぶ必要があります。具体的に申請から受領までのステップについて見ていきましょう。

1.パスポート申請窓口に申請に行く

必要書類を揃えた上で、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口(外務省のパスポート担当窓口一覧表参照)で申請します。

パスポートの申請には、
・一般旅券発給申請書1通(外務省ホームページよりダウンロードできます)
・戸籍謄本(戸籍抄本)1通
・住民票の写し1通
・写真1枚(タテ45mm×ヨコ35mm、顔が占める割合が70~80%)

以上の提出が必要です。

10年パスポートを申請する場合は、途中で写真の変更ができないので、できるだけきちんとした写真を撮り、申請に使うようにしましょう。加えて、申請者本人を証明できる書類の提示が1点、または、2点必要です。

マイナンバーカード、有効期間内のパスポート、運転免許証などはいずれか一つの提示で問題ありません。健康保険証、国民年金手帳、学生証、母子手帳などはいずれか二つの提示が必要となります。

有効な本人証明書類については各都道府県のパスポートセンターホームページで公開していますので事前に確認しましょう。

2.申請日時

申請可能な日は、平日(月曜日から金曜日)のみです。

3.申請者について

原則として本人による申請となっています。パスポート申請書類は、申請者本人の署名が必要となります。

4.受領証(パスポート引換書)の発行

申請直後に、受領証(パスポート引換書)を渡されますので、そこに記載されている日時を確認しましょう。

5.受領までの待ち時間目安

通常、申請から受領まで、1週間程度かかります。

6.受領

受領の際も、本人が受け取る必要があるので注意してください。受領の際には、申請時に渡された受領票(受領証/パスポート引換書)と手数料(有効期限5年のパスポートの場合:12歳未満6,000円、12歳以上11,000円、有効期限10年のパスポートの場合:16,000円)が必要です。

交付窓口にて、収入証紙(2000円分)と収入印紙(差額分)を受領証(パスポート引換書)と一緒に提出します。

7.確認

パスポートが手元にとどいたら、念のため内容を確認しましょう。

申請時の注意点

ゴールデンウィークや夏休み、年末年始シーズンは窓口が混雑するので、海外旅行が決まった段階で、少し余裕を持って申請するようにしましょう。

パスポートに使う写真は、ヘアスタイルやマスクで顔の一部が隠れた写真、ヘアバンドなどで頭髪が隠れてしまっている写真などは認められません。その他にもカラーコンタクトレンズ・ディファインを使用しない、サングラスはNGなど細かいルールがあるので気をつけましょう。
神経質になる必要はありませんが、常識の範囲内で、きちんと撮影されていれば大丈夫です。

3ヶ月以上の滞在を予定している場合は、日本の大使館または総領事館に「在留届」を提出する必要があります。国外での安全を保証するためのものなので、必ず届け出を行いましょう。

代理提出も可能ですが、その際は本人の署名や、代理人に関する本人確認書類を必ず用意しましょう。代理人による提出が認められない場合もあるので、必ず各都道府県のパスポート窓口に確認してください。

未婚の未成年者が申請する場合には、親権者(父母又はそのいずれか一方)または後見人による署名が必要です。

署名が得られない場合は、親権者または後見人による同意書が必要となります。要件を満たすことができない場合は、必ず都道府県のパスポート申請窓口に相談しましょう。

パスポートを持ち歩く時の注意点

旅行中は、身の安全のため、パスポートは常に持ち歩くことをおすすめします。
パスポートは身分証明として利用できるので、市販のパスポートケースを活用しましょう。透明なケースであれば、出国手続きや提示を求められる場合、ケースを外したりするなどの面倒な動作を省くことできて便利です。

最近では、デザイン性に優れたパスポートケースや、財布と一体型のパスポートケースもあるので活用してみてはいかがでしょう。念のため、パスポートのコピーをとっておき、紛失時のリスクを分散させておくことも大切です。

パスポートを紛失した場合

万が一、海外旅行中にパスポートを無くした場合、帰国できなくなります。
警察署でパスポート紛失の証明をとり、大使館、または総領事館へ届け出る必要があります。手数料も必要です。加入した海外旅行保険によっては、延泊したホテル代をカバーしてくれる場合もあります。

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