インド旅行の服装を準備する場合、夏服だけにしてしまうのはNGです。地方によってはとても寒く、さらに季節で気温も湿度も大きく変わるので、行き先の情報を入手することがとても大切。レストランの予約をするなら、ドレスコードも意識しましょう。女性は露出を控え、ゆったりしたシルエットの服を選ぶようにしてください。
年中暑いイメージがあるインド。しかし日本のおよそ9倍の面積があるため、地域によって気候が大きく変わります。
そのため帽子やサングラスといった暑さ対策以外に、カーディガンやストールなどの上に羽織るものを、冬にはコートやマフラーまで準備が必要です。
最新の天気予報も確認して、訪れる地域や時期に応じた服装を選びましょう。
乾季は10月~3月。この時期の雨もほとんど降らず空気はカラッとしており、朝晩は10度ほど、日中も20度前後。長そでや上着に防寒着も用意するのがおすすめで、ヒマラヤ方面まで行くつもりならダウンなどの防寒着まで必要でしょう。
4月以降は雨季に入り、特に4月~5月は最高気温40度超えの蒸し暑さ。スコールも降るので、日本の夏のような服装が大活躍します。
一年中、高温多湿なエリア。年末年始ごろでも最高気温30度の暑さ、6月~9月の雨季には大量の雨が降るなど、日本の夏服に雨具の用意がおすすめです。
朝晩は急激に気温が下がることもあるので、薄手の上着は持って行ったほうが安心です。
ムンバイより南にありながら、高原の気候でずっと涼しいインドの避暑地。乾季は最高気温25度程度とさわやか、雨季の3月~5月も30度を超える程度で、不快指数は低めです。
雨季は4月~10月ですが、雨は降っても降水量そのものは少なめ。夜間はセーターの出番があるなど、日本の春秋ファッションが大活躍です。
デリーよりも気温は低めで、11月~3月の乾季は最高気温25度前後、雨季の4月~10月でも32度前後です。
しかし、特に雨季は雨が多く降り、不快指数もかなり上昇します。雨具や薄めの上着を用意するほかに、体調管理用の水も用意しましょう。
暑くても長そでは必需品です。インドでは冷房が強いことが多いうえに、暑くなるほど蚊が多くなるため、刺されて感染症にかかる危険性も増大します。
長そでシャツに長ズボンなど、肌の露出を控えた服装も準備しましょう。
インドの星付きホテルや高級レストランでは、ドレスコードがあると覚えておきましょう。ただし、男性はジャケットにパンツ、女性はワンピースとパンプスなどで十分。過度に着飾る必要はなく、場所にあわせた服装程度で問題ありません。
女性の服装選びのポイントは、肌の露出を避けることと、体のラインを隠すこと。パンツにはお尻のラインが出ずくるぶしまで隠れるようなものを選び、Tシャツも上からストールを巻くなど、全体にふんわりとしたシルエットに仕上げるのがおすすめです。
胸元が大きく開いたシャツや、ミニスカートやショートパンツは絶対NG。インドの性犯罪は日本人女性には深刻で、意図していなくても誘っていると誤解されるなど、無用なトラブルの元となります。実際に被害も報告されているので、ショールやストールを上手にあわせるなど、隠すおしゃれがおすすめです。
ストール類は日よけや防風・防寒対策としても使えるので、1枚は必ず持って行きましょう。
一目でわかる高級ブランドや豪華過ぎるアクセサリーなど、一目でお金持ちの外国人観光客とわかる服装はやめましょう。すりやひったくりの絶好のターゲットとなるだけです。
インド旅行だから、とエスニック柄でコーディネートするのもNGです。現地でこんな服装の人は外国人観光客だけで、こちらも「カモが来ました」とアピールしているようなもの。無難に無地やシンプルな色や柄のものを選びましょう。