アメリカの世界遺産では、グランドキャニオンや自由の女神像、イエローストーン国立公園といったスケールの大きなものから、独立記念館やバージニア大学など歴史的に意義深いものまで、多彩で見ごたえのあるスポットがたくさんあります。広大なアメリカの地へ、世界遺産を巡る旅はいかがでしょう。
アメリカには世界遺産はどれくらいあるのでしょうか?2023年10月現在で24件が登録されております。世界遺産めぐりという旅行スタイルもおすすめです。ちなみに日本の登録数は18件です。
※(年数)は登録年数です。
アメリカにある数多くの世界遺産のなかでも、人気のスポットをご紹介します。
世界中で知らない人はいないであろう自由の女神像は、アメリカ合衆国独立100周年を記念してフランス人の募金によって1886年に贈呈されました。女神の左足の足元には引きちぎられた鎖と足かせがあり、これにより全ての弾圧、抑圧からの解放と、人類は皆自由で平等であることを示しています。
この像はローマ神話における自由の女神リーベルタースを表しているといわれています。9月11日以降に閉鎖されていた同展望台は現在、入場できる人数は1時間あたり30人まで、1日240人までと制限されており、入場には予約が必要となりました。
現在でも地球上で最も活発な火山といわれているキラウエア火山があります。現地の人から火の女神ペレが住むといわれています。溶岩の流出速度が遅いという特徴があります。観察ツアーもあり、間近で煙の立ちあがる様を観察することができます。
同じハワイ島内にあるマウナ・ケア山には国立天文台すばる望遠鏡があり、星の観測ツアーは圧巻ですので、こちらもおすすめです。
黄色から緑色のグラデーション鮮やかな泉(グランド・プリズマティック・スプリング)の写真を、だれでも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
ここは北アメリカ最大の火山地帯で、巨大カルデラのある場所でもあります。世界最古の国立公園であり、今現在でもさまざまな間欠泉や温泉や地熱が発生している自然美豊かな場所です。
またグリズリーやオオカミ、アメリカバイソン(バッファロー)やワピチの群れが生息しています。世界遺産の登録基準には地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であると記されています。
アメリカの世界遺産のなかで、自由の女神と並んで人気を誇っているのが、グランドキャニオンです。グランドキャニオンはアリゾナ州北部にある峡谷であり、地殻変動により隆起したことが始まりの場所です。
今なお侵食は続いており、最古ではおよそ20億年前の原始生命誕生時の地層も見つかっています。深さ平均1.2キロメートル、幅6キロメートル~29キロメートルに及ぶ断崖は神秘的な雰囲気を醸し出し、見るものをあっという間に太古の世界へ引き込む魅力があります。
ラスベガスよりレンタカーで行くか、バスに乗るかで車でおよそ5時間かかります。または飛行機を使ったツアーに参加し、上空より眺めるのも圧巻です。グランドキャニオンのある国立公園内には宿泊施設やギフトショップ、ビジターセンターも完備されています。1泊してグランドキャニオンから眺める朝日や夕日がとても美しいのでおすすめです。