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申告漏れに注意!空港を利用する際にかかる空港税とは?

免税のルールは国ごとに異なります

航空券を買いますと、運賃の他に燃油サーチャージ代金や空港税などが追加でかかります。
これらの費用について、内訳を詳しく知らない方もいるでしょう。空港税は、国によってさまざまな呼称があります。
また、免税店の仕組みや手続きなど税金に関することは、特に海外旅行をする人にとって重要です。今回は、空港でかかる税金に関する情報を紹介します。

空港税とは?

空港税とは、世界の空港を経由・滞在する場合に、航空券を買った人が支払わなければならない税金のことを指します。

旅行者は航空券とは別に、この税金を払わなければいけませんが、最近では航空券の料金に含まれていることが多いです。別途支払わなければならない場合は、経由便における途中降機などに着いた時に支払います。
日本では「旅客サービス施設使用料」と呼ばれますが、海外では他にもさまざまな呼称があり、例えばイタリアでは「搭乗税」、「荷物保安料」、「カウンシルシティータックス」など種類が多く、オランダでは「騒音税」という税もあるのです。

おおよその金額は、インターネットで検索すると旅行サイトなどで分かります。自分の買った航空券に税金が含まれているのか把握しておく必要がありますので、前もって調べておきましょう。

免税店のシステムとは

海外旅行の楽しみの1つに、お土産としてブランド品を買うことを挙げる方も多いでしょう。
ほとんどの空港には高級ブランド店があり、これらのお店ではタックスフリーやデューティーフリーが適用され、税金がかかりません。これは一体どのような仕組みなのでしょうか?

本来ならば、その国の人が支払うべきVAT(付加価値税)を、旅行者も支払っていることになりますので、空港では免税が適用されるのです。旅行者であることを示すために、パスポートや滞在先ホテルのバウチャーなどの提示が求められます。

免税申告の流れ

もしも空港以外のお店で高級なものを買った場合、申告することで税金が戻ってきます。免税書類をもらい、出国税関で必要事項を記載して、手荷物と一緒に購入したものを機内に持ち込みましょう。
もし荷物を預け入れてしまった場合は、税金の還付が受けられないことがあるので注意が必要です。また、高価すぎるものは絶対に預けないようにしてください。

百貨店での買い物は1店舗で1つとみなされますので、少額のものを大量に買う際には、総額がいくらになるかが重要です。買い物の仕方を工夫して、きちんと税金を返してもらうように心掛けましょう。

税関で気をつけるべきことは、開封しないことです。未使用であることを証明しなければなりませんので、自分用のお土産であっても、自宅に帰るまでは中身を空けないようにしてください。うっかり開けてしまいますと、免税されなくなってしまいますので要注意です。

免税なのに課税される場合

海外の空港で買った免税品なのに、日本に着くと課税されることがあります。これは、海外で買ったものに対する税金は、あくまでもその国の税金が免除されているだけであり、日本の税法とは異なるからです。
日本の税関では、酒、タバコ、香水、その他のカテゴリーごとに、免税される分量が異なります。例えばその他のカテゴリーですと、20万円(海外市場の合計額)以下でないと、免税になりません。

申告書に虚偽があると罰則を受けることになりますので、海外で買ったものの合計額をきちんと記入するためにも、どれだけ買い物をしたか搭乗する前に概算しておきましょう。

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