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忙しくても大丈夫!パスポートを代理申請する方法

パスポート申請は代理でも可能です

パスポートを申請する際は、基本的に本人が各自治体のパスポートセンターや出張窓口に出向き、申請をする場合がほとんどでしょう。しかし、どうしても会社を休むことができない、用事が立て込んでいるなど、さまざまな理由で窓口に行く時間が作れないこともありますよね。実はパスポートの申請は代理でも可能です。今回は、代理でパスポートを申請する方法を紹介します。

パスポートの代理申請

パスポートを代理申請する場合、代理人の指定は特にありません。
親や兄弟などの身内はもちろん、知人や友人など、誰でも代理申請が可能です。
しかし、パスポートは身分を証明する大事なものですので、信用できる人にお願いしましょう。
もしも知り合いに代理人が居ない場合は、有料で行政書士などに代理申請を頼むことができます。ちなみに、以下の場合には代理申請ができません。

  • 届け出を出す県に住民登録がない、または海外から一時帰国している間の申請
  • 有効なパスポートを紛失、焼失した場合
  • 有効なパスポートを損傷した場合
  • 申請書の刑罰等関係欄に該当する事項がある場合
  • 対立地域への渡航等により旅券の二重発給を受けようとする場合
  • 外国における災害や事故等により被害者等の親族や関係者が緊急に渡航する場合
  • 前回申請したパスポートを受領しないまま6カ月が経過し、再び申請する場合

上記に当てはまる場合は代理申請ができませんので、自身で申請を行いましょう。
また、10人以上でまとめて申請する場合は団体申請となり、事前に案内センターに連絡を入れる必要があります。

代理申請に必要な書類

代理申請が可能な書類は、新規申請・切り替え申請・変更申請・増補申請です。
それぞれの書類には、申請書類等提出委任申出書という欄が記載されており、申請者本人および引受人が自筆した署名が必要です。他にも本人がチェックする箇所がありますので、代理申請を行う場合は事前に書類を確保し、必要事項を記入しましょう。
ただし、親権を持つ親が未成年の子どものパスポートを申請する場合や、成年被後見人のパスポートを法定代理人が代理申請する場合は、申請書類等提出委任申出書は必要ありません。
代理申請を行う際、申請書類、申請書類等提出委任申出書の他に、申請者本人および代理人の確認書類が必要です。
申請者本人の確認書類は、1点もしくは、2点提示しなければなりません。1点のみで本人確認書類が認められるものは、運転免許証、個人番号カード、その他の免許証。2点必要なものは、健康保険証、年金手帳、学生証など。健康保険証と年金手帳の組み合わせで提示する人が多いようです。

本人確認の書類は全て原本が必要ですので、申請者本人から事前に預かっておきましょう。代理人の本人確認は1点のみの提示で構いませんので、免許証はもちろんのこと、保険証でも問題ありません。必ず本人確認ができるものを持参して、申請を行うようにしてください。

パスポートの受け取りについて

代理の受け取りは認められておらず、原則申請者本人が受け取りに行く必要があります。ただし、パスポートの訂正や査証欄増補の場合は、代理人でもパスポートを受け取ることが可能です。
代理人にパスポートの受け取りを依頼する際は、申請時に受け取る旅券引換書の代理受領委任状に申請者本人が自筆で必要事項を記入し、書類を代理人に預けましょう。申請時と同様、申請者および代理人の本人確認が必要になるため、確認書類を必ず持参してください。

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