海に森林!思う存分満喫したいオーストラリアの夏
オーストラリアにおいて夏は現地の豊かな自然を満喫できるシーズン。ビーチを楽しんだり、国立公園で熱帯の動植物を観察したりとアクティブに動くことができます。ロブスターやマンゴーなど旬の食材も豊富です。
南半球にあるオーストラリアでは、季節が日本と真逆になります。寒い冬、夏の日差しやマリンスポーツが恋しくなったら、オーストラリアがおすすめです。
オーストラリアの夏は一般的に12月から2月にかけてです。といっても、広大な国土を持つオーストラリアでは、地域によってまったく気候が異なります。例えば北部内陸部に位置するダーウィンやケアンズは熱帯性気候に属する地域で、年間を通じて温暖です。
はっきりとした四季というよりは季節は雨季と乾季があるのが特徴で、夏にあたる雨季(11月から3月)の間に、ムシムシするような日も。
日本と同じ温帯性気候に属し、四季のある地域といえば南部、シドニー、メルボルン、アデレード、タスマニア、パースでしょう。これらの地域では日本と真逆のタイミングで四季がめぐります。例えば12月、日本ではコートが手放せなくなる頃、シドニーやメルボルンではTシャツ1枚で駆け回ることができるのです。
ほかには年間を通して温暖な亜熱帯性気候に属する西海岸中域・東海岸中域、乾燥した砂漠気候の内陸部があります。年間を通じて35度以上という砂漠気候の地域でも、湿度が低いためカラリとしていて、さらに夜は涼しく過ごしやすくなるのです。オーストラリアは、全体的に快適な夏を過ごせる地域が多いといえるでしょう。
オーストラリアでビーチといったら、シドニーが誇る二大ビーチ、マンリービーチとボンダイビーチは外せません。シドニーハーバーの北側の半島に位置する『マンリービーチ』は、サーフィンのメッカとして有名なビーチです。
全長1.5kmというビーチの中では遊泳に適したポイントもあり、さらに街には現地人も愛用するカフェやレストランがたくさん。サーファーだけではなく家族連れでもリゾート気分を満喫できるでしょう。ビーチに沿って設置された遊歩道は、ウオーキングにも最適です。
『ボンダイビーチ』はシドニー中心部から30分程度という抜群のアクセスの良さを誇りながら、青い海と空、真っ白な砂浜など「これぞリゾート」というロケーションを満喫できるビーチ。
カフェ文化や週末に開かれるマーケットも有名で、泳ぐのが苦手な人でも楽しめます。景観をじっくり味わいたい人は、ボンダイビーチからブロンテビーチに至るウオーキングコースがおすすめです。カフェやレストランが多いので、ローカル感を味わいながらのリラックスタイムも格別です。
『カカドゥ国立公園』は、オーストラリア最大の国立公園にして、オーストラリア初の世界遺産でもあります。面積は全体で約2万平方キロ、広大なマングローブ林に覆われた大湿原や熱帯特有の色鮮やかな花々、固有種を含むたくさんの野生動物との出会いが待っています。
また、この地には40万年前に人が生活を営んでいた形跡があり、古代からの姿を残す自然に加え、洞窟壁画など文化的遺産としても認められたという意味でも希少な世界遺産なのです。
なお、夏はダーウィンでは雨季にあたる季節です。特に1月から3月は降水量が1年のうちで一番多くなり、道路が冠水してしまうことがあります。そのため夏にカカドゥ国立公園を訪れる場合は、ボワリ・ビジターセンター(カカドゥ国立公園のインフォメーションセンター)で必要な情報を手に入れましょう。
もっとも、より鮮やかな緑の中公園内の大湿原を進む「イエローウオーター・リバークルーズ」も、雨季ならではの楽しみです。ほか、趣向を凝らしたツアーが多いため、そちらを利用するのも手です。
夏のオーストラリアは日本人が好む食材の宝庫です。まずはシーフード。夏のオーストラリアはシーフードの最盛期です。とれたての新鮮なカキやロブスターを味わうことができます。また、インドマグロ(ミナミマグロ)の水揚げ量世界一を誇るオーストラリアでは、一度も冷凍されていないマグロを堪能できますよ。通年楽しめるオージービーフは、煮込みや分厚いステーキがおすすめです。
日本ではなかなか食べられないフルーツもぜひ味わってみましょう。例えばマンゴーは日本でもおなじみの人気フルーツですが、カスタードアップル、スターフルーツ、ドーナツピーチ、ホワイトネクタリンなど、ひと味もふた味も違うフルーツが楽しめます。
「これぞ海外!」という気分を味わわせてくれるオーストラリアの夏。気候や地形が日本と異なることもあって、国内では決してできない体験できるでしょう。
更新日:2025/05/01