ドバイ旅行でLCCは使える? 渡航費をお得にするコツ
日本からドバイへ向かうLCCの直行便はありません。直行便ならエレミーツ航空で、乗り継ぎなら中国などの航空会社を使いましょう。航空券代はシーズンによって安くなりますが、1月~3月はドバイの観光ベストシーズンでもあるためおすすめの渡航時期です。周辺各国へ向かう場合にLCCを使えば、旅がお得になります。
LCC(格安航空会社)といえば、チケット代は安い代わりにコストカットを突き詰めていて、何でもオプション料金制、乗り継ぎで遠回り・遅延も当たり前、といったイメージがありますね。旅行先によっては、通常数十万円かかるフライトが数万円に抑えられることもあり、確かにメリットは大きいといえるでしょう。
ドバイ旅行に関していえば、LCCを使うメリットがそこまで大きくないことも事実です。なぜなら日本からの直行便が無く、代わりに一般の航空会社による直行便・乗り継ぎ便が多く出ているためです。
3月に旅行をする場合で一番お得なのは、中国南方航空を利用して広州で乗り継ぎをするパターンでした(往復¥74,940)。次点がエレミーツ航空のドバイ直行便(¥102,230)ですが、乗り継ぎがないためエレミーツ航空のほうが6時間以上早く到着します。
※2017年2月21日調べ
時期ごとのチケット料金を比較するのもポイントですね。ドバイの観光のベストシーズンは10月~4月ですが、中でも1月~3月は日本にまとまった休みがないことから、やや割安感があるでしょう。
5月~9月のローシーズンならさらに割安です。ただしドバイの夏は気温が50度を超すのもザラ、過ごし方もまったく変わってくるため、お金だけの問題ではないことも付け加えておきましょう。
エミレーツ航空では、成田空港と羽田空港それぞれからドバイ国際空港まで毎日直行便が出ています。行きの便は成田、羽田どちらからも所要時間は約11時間50分で、帰りの便はそれぞれ9時間10分と9時間25分です。
数万円の違いなら飛行時間が短いほうを選ぶ、そういう方はエレミーツ航空に絞って旅程を組むのがおすすめです。
※2017年2月21日調べ
例えばドバイ旅行で中国国際航空を使う場合、北京での滞在が挟まることになります。便を選ぶことでチケット代を安くするということも可能ですが、その代わりに北京での滞在時間が数十時間に及ぶケースも出てきます。
こうした場合、「北京旅行+ドバイ旅行」といったように、プラスアルファの楽しみ方を含めて検討することになるでしょう。往路・復路でそれぞれ違う航空会社を選ぶということも可能ですが、一つの航空会社に絞るよりも割高になるケースもあります。
ドバイ旅行において、LCCはまったく役に立たないかといわれれば、決してそうではありません。ドバイには多くのLCCが就航しており、中東の近隣諸国・欧州・アジア各国などへ、格安で行くことができます。複数の国にまたがる旅を考える場合、気軽に使えるLCCのメリットが際立つといえるでしょう。
※本記事は2017年2月時点の情報です