ドバイで過ごす! 特別感のある年末年始
ドバイの年末年始は、観光のベストシーズン。季節は冬にあたりますが日本ほど寒くはならず、非常に過ごしやすい気候の中、カウントダウンの花火をはじめ、噴水ショーや音楽コンサートなど、見どころも目白押しです。
年末年始を海外で過ごす場合、飛行機のチケットや宿泊費などが割高になりがち。でもその代わりに、カウントダウンイベントなど「年末年始ならでは」の特別な熱気に満ちた催しなどもあり、国内旅行とはまた違った楽しみがあります。
年末年始の海外旅行人気といえばフィリピンやサイパン、グアムといったあたたかい地域、そして香港や台湾といった、日本から近いアジア圏が人気です。
そうした中、実際に旅行に行った人の満足度が高い旅行先の一つに、ドバイも数えられるといえるでしょう。砂漠や度を越した暑さなどイメージも線香しやすい都市ですが、年末年始にかけては気候も落ち着き、屋外のアクティビティにももっとも適したベストシーズンなのです。世界最高を誇るブルジュ・ハリファのイルミネーションなど、カウントダウンの盛り上がりも熱気に満ちています。
イスラム教圏では、日本や諸外国のように12月31日から元旦にかけてのイベントというものがそもそも存在しません。これは、イスラム教で使われている暦に由来していて、イスラムで使われる暦は太陰暦(ヒジュラ暦)、月の運行を基準にしています。このヒジュラ暦でいう最初の月(=新年)には「ムラッハム」という名前がついていて、この時期に宗教的な儀式を行う地域などはあります。
ただし、ヒジュラ暦はわたしたちの使っているグレゴリオ暦(太陽暦)より11日ほど少ないことから、グレゴリオ暦視点からは毎年ムラッハムの時期はずれていくように見え、2017年は10月21日がムラッハムにあたりますが、2018年は10月末ごろになる、という具合ですね。ほぼ無関係なカレンダーであるというのがおわかりでしょう。
また、ドバイは観光都市でもあり、UAE(アラブ首長国連邦)の他首長国やもっとイスラム色の強い近隣諸国もある中、他国文化に対して非常に寛容です。ヒジュラ暦で9月にあたるラマダンの時期を除けば、イスラム教的にNG、ということはほとんどなりません。ただし他の時期と同じように、イスラム圏に対する敬意や節度は忘れないようにするのも大切なことです。
ドバイはこの時期でも最高気温が25度くらいになることがありますが、湿度が低いため一番過ごしやすい時期といえます。日中は半袖でも快適に過ごせるでしょう。
ただし、日が沈むと肌寒くなりますし、ショッピングモール内などの室内は冷房がきているため、上着があった方が安心です。また、砂漠と市街地の温度差も激しいので砂漠へ行く予定のある人は暖かい服装も準備しましょう。
観光客には寛容な土地柄ですが、現地の人は女性の肌の露出に敏感です。痴漢の被害も報告されたりしていることから、マナーと防犯両方の観点で露出は最低限にとどめるのが無難。パシュミナのような薄手の大判ストールがあると重宝するでしょう。モスクに入る場合はアバヤ(黒色の民族衣装)を借りることもできます。
ドバイはイスラム圏ではありますが、観光客が多いため年末年始にはカウントダウン花火を打ち上げて年明けを祝います。場所は世界一高い超高層ビルであるとされている「ブルジュ・ハリファ」。100万人以上もの人が集まり、世界中でも放映されるほどのビッグイベントです。
年末年始にかけてドバイに行くのなら、ぜひとも見ておきたいカウントダウンですが、人や車で埋め尽くされるので早めの行動が必要です。ゆっくり鑑賞したい場合は、花火の見えるホテルに宿泊することをおすすめします。
特別な年末年始を、ホテルでゆっくり楽しみたいという人におすすめのホテルが「シャングリラホテル ドバイ」です。シャングリラホテルは世界中にあるチェーン系5つ星ホテルで、チェーン系ならではの安定したサービスに期待できます。ブルジュ・ハリファ側の部屋でない場合でも、大混雑の中に行かずホテルのすぐ外から見学できます。
世界中のセレブも訪れるドバイで年末年始を過ごす場合、一生の思い出に残るようなホテルやカウントダウン花火を楽しむことができます。ぜいたくな年末年始を過ごしてみましょう。
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/05/01