タイ式ヨガでリフレッシュ! 実際に体験する方法まとめ
タイ旅行ではヨガにも挑戦しましょう。正式名称はルーシーダットンと言い、もともとは修行僧の健康法だったそう。タイの伝統医療をもとに体系化され、ポーズを通じて代謝のアップを目指します。マッサージの総本山ワットポーでは、ルーシーダットンのポーズを模した石像があるほか、境内で無料体験も可能です。
「ヨガ」と聞くと、インドをイメージする方が多いと思います。ヨガの発祥地はインドであるという説もあり、実際に日本のスタジオで開催されているヨガは基本的にインドヨガから派生したものがほとんどです。
「タイ式ヨガ」とは、インドやタイなどで修行を行ったルーシーと呼ばれる修行僧たちが、長時間の座禅・瞑想においてゆがんだ体を矯正するために取り入れていた健康法のこと。つまり実際には自己整体法と呼ばれるマッサージのことで、正式には「ルーシーダットン」と呼ばれます。
ルーシーダットンはマッサージであるため、そのポーズも卓越した体の柔軟性や筋力・体力が要求されるものはほとんどありません。
インド式ヨガとルーシーダットンの最大の違いは、呼吸法と「SEN(セン)」を重視していることです。タイの伝統医療では、人体には約72,000本のSENというエネルギーラインが、血管やリンパ管が集まっているところに流れていると考えられています。
SENは目に見えるものではありませんが、ルーシーダットンはその中から10本のSENを重要視し、ポーズを通してSENを刺激して代謝アップを目指します。
マッサージの総本山ワットポーではそのポーズをかたどった石像があります。観光でワットポーを訪れる際には、石像にも目を向けてみましょう。
日本でも、雑誌などから簡易版のルーシーダットンを学ぶことができます。でも、それだけでは物足りなくなったという方は、本場タイで指導を受けてみましょう。気軽に参加できるものもあるので、一般の旅行者にもおすすめです。
毎朝8時から約30分間、地元の人たちが集まりラジオ体操のような雰囲気でルーシーダットンを行っています。拝観料は必要ですが、参加料は無料で予約も不要です。
日によっては、初心者には難しいポーズを行うこともあり、ジワジワと汗がでてきます。終了後にはお茶のサービスがあり、疲れた体を潤してくれます。
こちらはバンコク市内にあるルーシーダットンの教室です。
多くのコースが用意されており、日本語で授業を受けることもOK。ステップアップを目指すなら、英語やタイ語でコミュニケーションが取れるほうがより良いでしょう。1室だけですがゲストルームもあります。
更新日:2025/05/03