タイの2つの空港をチェック! 利用やアクセスなど注意点まとめ
タイの首都バンコクには、スワンナプーム国際空港とドンムアン空港という2つの主要な玄関口があります。就航している航空会社で到着地が変わるので、利用便をチェックしましょう。施設やサービスなどは新しいスワンナプームが充実していますが、乗り換えなどでの利用では時間調整などに気をつけなければなりません。
タイには「スワンナプーム国際空港」と「ドンムアン空港」という2つの主要な空港があります。どちらも首都バンコクにありますが、利用する航空会社によってどちらかへ到着するようになっています。
スワンナプーム国際空港は、2006年に開港した新しいアジアのハブ空港です。旅客ターミナルビルの総床面積は56万平方メートル以上。日本からはANAやJAL、タイ国際航空などの直行便が就航しています。
ドンムアン空港は、昔からバンコクの空の玄関口となってきた空港。スワンナプーム国際空港の開港以降はチャーター便などが利用していましたが、現在はLCC(格安航空会社)が国内線と国際線を就航させています。
スワンナプーム国際空港は新しく開港されただけあって、広大かつデザイン性に優れているうえに、設備も充実していてとても近代的です。ショップもレストランもなんでもそろうので、ゆっくり見てまわっても楽しめます。
スワンナプーム国際空港のターミナルは1つで、出入国では国際線のコンコースを利用します。
入国時は、掲示板に表示してある便名を確認しながら、荷物受け取りに近い入国審査へ向かうのが効率的。それまでに、出入国カードとパスポートの準備をしておきます。
出国時は、ターミナルが広大なため迷ってしまうことも。まずは掲示板で乗る飛行機を確認し、表示されているアルファベットでチェックインカウンターを調べましょう。
スワンナプーム空港には、東南アジアの巨大ハブ空港にふさわしい、さまざまな施設が用意されています。
敷地内外の多くのホテル、24時間利用可能な休憩ルームやフィットネス、気軽に利用できるカフェ、世界各国の本格的な料理が楽しめるレストラン、お土産やブランドものも買える免税店と、飛行機待ちの時間を有効に使えます。
到着ロビーには銀行の両替所もあります。到着時にすぐ使うタイバーツは、こちらで用意しましょう。
国際線から国内線への乗り継ぎ(Transfer)、および国際線の乗り換え(Transit)には、到着ロビーからそれぞれの専用カウンターへ向かいます。
なお、国際線の乗り換え時間を利用してバンコク市内観光をするには、最低でも7時間以上は必要と考えましょう。
スワンナプーム空港からバンコク中心部までいく場合、下の階へ降りてエアポートリンクを使えば、約30分でアクセスできます。他にもバスやタクシーなどでもアクセスできるので、人数や荷物量に応じて使い分けましょう。
長年、タイの空の玄関口として機能していたドンムアン空港。スワンナプーム空港の開港以降は主に貨物便などが使っていましたが、LCCが就航してからはタイ第二の国際空港として大きなにぎわいを見せています。
ドンムアン空港にはターミナルが2つあり、国際線はターミナル1を利用します。
到着時には表示にしたがい、入国審査・手荷物受け取りの順でカウンターを目指します。パスポートや入国カードを提出するのも、スワンナプーム空港と同じです。
出国の際もスワンナプーム空港と同様に、掲示板で航空会社のカウンターを目指します。なおLCCのために、セルフカウンターが一般的です。
スワンナプーム空港に比べると店舗数は少ないものの、ドンムアン空港には簡易宿泊施設やタイ古式マッサージ、免税店やタイ雑貨・食品を販売するお店がまとまってあります。
いつでも使えるフリースペースや、ローカルなフードコートなど、バックパッカーも使いやすい設備の多さが特徴。両替所は到着口を出たところです。無料Wi-Fiやアプリも利用できるので、時間を持て余すこともありません。
ドンムアン空港で国際線を乗り換える場合、ターミナルを出る必要がないため便利です。しかし、入国審査カウンターが混雑しやすく時間が多くかかるので、バンコク市内への観光は時間に余裕があるときのみ、と考えましょう。
国内線への乗り換えには、ターミナル間の移動時間も忘れないようにしましょう。
バンコク中心部へは、エアポートバスで約30分。他にも路線バスやタクシーでアクセス可能です。
スワンナプーム空港との連絡には、無料シャトルバスが便利。空港利用者はeチケットで利用可能です。ただし、交通状況によって1時間以上かかることもあるので、余裕を持って行動しましょう。
※本記事は2017年11月時点の情報です
更新日:2025/05/01