タイの物価って本当に安いの? 日本との差を徹底比較
タイは一般的に物価が安いと言われます。旅行に必要な食事代や交通費、宿泊費などは総じて安く、日用品やスパ・マッサージまで安いので、旅行中は思い切ってぜいたくしても良さそう。しかし輸入品や、プーケットのようなリゾート地では、むしろ高めの金額設定。それぞれの日本との差を知って、お得に旅行しましょう。
タイの物価水準は日本に比べて安く、食費・通信費・ 光熱費は3分の1~5分の1程度と言われています。
タイの通貨はバーツ。日本円に換算すると、1バーツ=約3円が大まかなレートです。そのためタイで値札を見たら、3倍にすれば日本円でいくらかが大まかに分かります。
タイ旅行へ行く前に、食事代や交通費、宿泊費などをざっくり確認しましょう。
外食文化が根付いているタイでは、食費はリーズナブル。ホテルや高級レストランでは洗練された料理を、ローカルレストランや屋台では地元ならではのタイ料理を楽しめます。
屋台が苦手な人は、フードコートでも屋台価格でタイ料理を食べられます。
バンコク市内を運行する高架鉄道スカイトレイン(BTS)と地下鉄(MRT)の運賃は、ともに16バーツ~(約55円~)。また、バンコクではメータータクシーが走っており、初乗り料金35バーツ(約120円)です。
ただし、許可のない流しのタクシーはメーターを使わない・料金をぼったくることがあるので要注意。タイならではの乗り物「トゥクトゥク」も、事前に値段交渉が必要です。不安な場合はホテルでタクシーを呼んでもらうほうが安心です。
都市間の交通では、飛行機・鉄道・高速バスが充実しています。バンコクから鉄道を使った場合の最低料金で、アユタヤまでは15バーツ(約51円)、パタヤまでは31バーツ(約106円)。ただし列車の種別や座席により料金は異なります。
宿泊施設は、世界的に有名な高級ホテルから、バックパッカー向けのゲストハウスまでと多種多様。どのタイプを選ぶかによって値段が変わってきますが、バンコクなどの高級ホテルでも日本よりリーズナブルなことが多めです。
バンコク観光の見どころのひとつ寺院めぐり。主な寺院の拝観料は、ワット・プラケオ500バーツ(約1,710円)、ワット・アルン50バーツ(約170円)、ワット・ポー100バーツ(約340円)です。
その他の観光地へはツアー参加などが便利ですが、目安としてバンコク発のアユタヤ観光の場合、ゾウ乗りやランチなどのオプションが選べるものが5,000円程度から見つかります。
タイローカルの食材は安く手に入り、味もおいしいと評判です。特に果物の安さにはびっくり。日本では数千円だして買うようなマンゴスチンやランブータンも、旬の雨季には1キロ50バーツ(約170円)前後という格安価格で売られています。
他にも缶詰や調味料、タイローカルのお菓子などは、お土産としてもおすすめです。
なおタイでは、水道水を飲むとおなかを壊す可能性もあるため、ミネラルウォーターは必須。ミネラルウォーターのペットボトルは、500mlで10バーツ~(約34円~)です。
日用品は全般的に日本より安め。ただし輸入品は、日本と大して値段が変わらないものもあります。そのため日用品をタイで安く買うなら、タイ製のものを買うのがおすすめです。
タイでぜひ受けてみたいタイマッサージ。お店の場所や内容によって価格は異なりますが、100バーツ~200バーツ(約340円~680円)程度のチップを別に渡す習慣があります。
物価の安いタイにも、日本より高価になるものがあるので要注意です。
輸入品は総じて高いことが多く、輸入ワインの場合は日本の1.5倍~2倍します。特にレストランで輸入ワインを注文すると、1本2,000円くらいと思って頼んでも5,000円以上する場合もあるので注意しましょう。
バンコクなどと比較した場合、例えばチェンマイなどの地方都市では、野菜や果物などがとても安く購入できます。
しかし、プーケットなどの世界的に有名なリゾート地では、かえって物価が高くなる傾向があります。このような場所では日本とあまり変わらない、と考えても良いでしょう。
※本記事は2017年11月時点の情報です
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更新日:2025/05/01