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これでバッチリ!パスポートの写真をスピード写真で撮影する際の注意点

パスポートの写真をスピード写真で撮影するとき

パスポート申請の際に写真館に行く暇がない、本格的な撮影は恥ずかしい、写真代を安く済ませたいなど、さまざまな理由からスピード写真を利用する人が増えているそうです。しかし、最近のパスポートはICチップ化し、顔写真での顔認識機能を使用して出入国審査をしているため、申請用の証明写真には細かな規定が設けられています。今回は、写真の不受理による撮り直しを防ぐために、スピード写真でパスポート写真を作る際の注意点をご紹介します。

スピード写真の撮り方と注意点

まず、パスポート申請用写真の規格について確認しましょう。写真館とスピード写真、いずれで撮影した場合も適用される規格に相違はありません。ただし、スピード写真で撮影する場合は写真館での撮影と異なり、パスポート申請用写真の規格を満たしているか自身で確認する必要があります。主な確認事項として、正面を向いていることや無帽、無背景などが挙げられます。ちなみに、写真はカラーでも白黒でも申請可能です。

顔の位置・表情に注意

スピード写真機内に入ったら、前髪や眼鏡の縁などで眉や目元、顔の輪郭が隠れていないこと、ヘアバンドなどで頭髪を覆っていないことを確認しましょう。身だしなみを確認後、お金を投入し撮影メニューを選びます。なお、撮影の際の表情は普段の顔となるべく同じであることが望まれるため、口を開いたり、歯を必要以上に見せたりしないように注意しましょう。

サイズに注意

最新のスピード写真では、パスポート用の規格に合わせたサイズが選択できます。撮影メニューから、パスポート用と書かれたサイズを選びましょう。大きさは、縦45mm×横35mmでふちなしです。顔の縦の長さは、写真の70~80%(34±2mm)と決まっていますが、機械が自動で調整してくれます。

確認すべきポイント

また、撮影は最大3回まで撮り直しが可能で、撮影したらすぐに写りを確認します。その際に、顔の表情よりも注意して確認しなくてはならないポイントがあるのです。それは、鮮明であること(焦点が合っていること)、明るさやコントラストが適切であること、影がないこと、背景と服装の色が同じでないこと、眼鏡のレンズに光が反射していないこと。目や輪郭などが隠れていないかどうかもあわせて確認し、問題なければ印刷します。修正が必要な場合は、撮り直しボタンから再度撮影を行いましょう。

印刷されて出てきた写真が変色していないか、傷や汚れがないか確認したら、撮影終了となります。撮影したパスポート用写真はその場でカットせず、カット寸法の間違いを防ぐためにもそのまま旅券窓口へ持ち込みましょう。旅券窓口にはカッタ-やはさみが用意されているため、説明文を確認して裁断します。

スピード写真のメリット・デメリット

パスポート申請用写真は2006年のICチップ導入以降、写真規定が変わり規格が細かく指定されました。万が一規定と異なる写真で申請をした場合は、窓口で申請を拒否されることがあります。そのため、撮影するスピード写真機が新しい規定に従っているかどうか注意が必要です。また、パスポート用・通常証明写真用と2種類の写真が数枚セットになって撮影できるメニューもあるため、裁断の際は間違わないようにしましょう。

費用の安さと手軽さから、スピード写真機を利用する人もいるかもしれません。しかしスピード写真機では、カメラマンが指示してくれる表情や身だしなみなどの気を付けるべきポイントを、自分一人で調整して撮影する必要があります。そのため、事前に準備や確認をしっかりと行ってから撮影に臨みましょう。

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