日本からタイのバンコクまでの飛行時間は、直行便で約6時間から7時間前後。また、一言でタイ行きの便といっても、航空会社のサービスもいろいろ、値段もピンキリです。飛行時間をどのように捉えるかで変わってくるでしょう。チケット価格の相場、機内での過ごし方なども紹介します。
日本からタイのバンコクへのフライト時間は、だいたい6時間から7時間前後になります。バンコクの『スワンナプーム国際空港』への時間は、東京や札幌からは7時間、大阪や名古屋からは6.5時間、福岡からは6時間弱ほどです。
日本から直行便のある空港は『スワンナプーム国際空港』のほかに『ドンムアン空港』がありますが、日本からのフライト時間はほぼ同じです。
日本へと就航している航空会社は数多くありますが、中でも有名なのは『タイ国際航空』でしょう。こちらは『ANA(全日本空輸)』や『JAL(日本航空)』のように、機内食やドリンクなど各種サービスが充実していて、座席には液晶も。フライト中に映画を見ることもできます。さらに、機内食など提供されるフードが美味しいと評判なので、フライト中の食事目的で選ばれる方もいるほど。
少しでも安く上げたい方には『ジップエア』や『タイ・ベトジェットエア』、『タイ・エアアジアX』といったLCC(格安航空会社)がおすすめです。こちらは直行便ではなく乗り継ぎになるケースが多く、また機内サービスにも限りがあるか有料かというところでデメリットもありますが、フライト料金を圧倒的に安く抑えられます。航空チケットとホテル予約とのセット割等を利用するのも手でしょう。
東南アジアではアクセスが良好とはいえ、一番近い福岡からでも6時間ほどかかってしまいます。タイ国際航空のようなフルサービスのある航空会社の場合は、映画や機内での音楽などを楽しむことができるので、そちらを利用するのがよいでしょう。
一方で格安航空の場合はそういったサービスはないか、あっても有料。手持ち無沙汰で過ごすには半日はかなりつらいものがあります。事前に何か用意していくのがよいでしょう。おすすめは『iPad』のようなタブレットを持ち込むことです。予め動画を入れておけば機内で見ることができますし、電子書籍を購入しておけば小説などの本も同様に楽しむことができます。
ほかには、あえて夜のフライトを選択し、睡眠に充てるという選択もよいかもしれません。ネックピローなどのグッズがあるとよいでしょう。この場合、多少割高でも乗り継ぎのない直行便を選ぶのがおすすめです。その後の日程をこなすのに、しっかり体力を残しておきましょう。
日本が夏の時期には、タイの気候を考慮して、出国前から夏用の格好のまま飛行機に乗る人も多いですが、タイや他のアジアの乗り物の多くは冷房を強めに設定しているため、6時間近く半袖のままでは体が冷えてしまいます。
そのため、長袖を1枚着ていくか、カーディガンやパーカーなど寒い時に羽織れるものを持っていくことをおすすめします。喉の乾燥を防ぐのにマスクを持ち込む人も多いようですよ。
海外旅行にフライトはつきもの。タイ旅行の場合は約半日という微妙な時間を機内で過ごすことになりますが、その時間をどうするかで旅の充実度も変わってくるかもしれません。旅行日程とあわせて、安さ、快適さ、またその中間など、譲れないこだわりを元に決めていきましょう。
日本とタイの時差はマイナス2時間、飛行機で6時間かかるとしても2時間分は戻ってくるような感覚があります。タイから日本への帰りのフライトは、気流の関係で追い風となるため、行きより平均1時間少々早く到着します。