微笑みの国として知られる、東南アジアの一国タイ王国。タイ国内には有名な観光スポットがあまたありますが、今回は首都バンコクから7カ所を厳選しました。ワットプラケオ、ワットアルン、アナンタサマーコム宮殿、チャトゥチャックマーケット、折りたたみ市場(メークロン市場)、ダムヌアンサドゥアック水上マーケット、カオサン通りなどバンコクに行くなら見逃せない、とっておきのおすすめ観光スポットを紹介します。
タイに行ったら見逃せないタイ王宮、ワットプラケオ。こちらは王室の守護寺でもある伝統的な仏教寺院です。黄金に輝く仏塔以外にも、きらびやかな王宮で最初に建設されたドゥシットマハープラサート宮殿やアマリンタラウィニチャイホールが目を引きますが、やはり一押しは本堂に鎮座する、国の重要文化財「エメラルド仏」。
本堂や宮殿内は撮影禁止なので、バンコクの至宝を目に焼き付けましょう。エメラルド仏は年に3度ほど衣替えします。リピート旅行で、季節によって異なる姿を見学しに行くのもよいでしょう。
ワットアルンは別名「暁の寺」とも言われており、三島由紀夫の小説の舞台となったことでも有名です。タイには金色に輝く仏教のお寺が数多く存在しますが、こちらは古くはアユタヤ王朝までさかのぼるヒンズー教のお寺です。ここでは実際に仏塔に登ることができ、そこからバンコクの景色を楽しむこともできます。
1907年、ラーマ5世によって建設された宮殿です。当時の壮大な国家予算を駆使して建設され、イタリアの建築家や画家を招いての一大建築となりました。
残念ながらラーマ5世が存命中には完成しなかったのですが、大理石をふんだんに使い、ルネサンス様式にバロックやロココの色も見える豪華な宮殿は、かつての絶対王政のシンボルでした。その後、国会議事堂として使われるようになってからは、その役割も民主主義のシンボルとして変わっていきました。
現在は迎賓館としての役割が主ですが、2003年にはAPECバンコク首脳会議の舞台として小泉元首相やブッシュ元米大統領などを招きました。また、海外の映画撮影に使用されたことも。
タイでのお土産探しにピッタリの、バンコク最大の週末限定マーケット。東南アジアのユニークな柄の雑貨や洋服、靴やキッチン用品までなんでもそろうのがこのマーケットの特徴。1.13平方キロメートルの敷地で広がるマーケットはゆっくりみていたらとても1日で回り切れません。
ウィークエンド・マーケットという文字通り楽しめるのは週末のみですが、朝から大勢の人でにぎわいます。セクションごとに売られている品物が異なるので事前にマップを入手し(公式ホームページから入手可能)、目当てを決めてから回るのがおすすめです。
世界のバックパッカーの聖地とも言われるこの通りは、いつも観光客とローカル民とが人が入り乱れて賑やかな様相を呈しています。そうした中、多くの激安商店が立ち並ぶその様は圧巻!雑貨や洋服を売る店の他にも、本格的なタイ料理の楽しめる屋台やタイマッサージ店もあります。夜にはナイトクラブの明かりが灯り、日本では味わえないタイの夜を過ごしてみてはいかがですか?
木々が茂る水路を小舟が行き来する水上マーケット。野菜や果物、お菓子や工芸品まで買うことができます。何と言ってもその特徴は、値段は交渉次第だということ。お店の人に伝えられた値段をどこまで値切れるかは自分次第です!値切りすぎて、双方が嫌な思いをしないためにも地元の人たちとのコミュニケーションとして値切り自体を楽しめるといいですね。
その名の通り、市場が時折「折りたたまれる」のが特徴です。なぜならここは列車の線路の両脇に位置し、線路からはみ出して商売をしているため。列車が来るたびにテント屋根が折りたたまれるのです。ここでは地元の食べ物や雑貨などを買うことができます。定休日は特にありませんが、土日は特に活気があります。バンコクからは130kmほど離れていて、列車を乗り継いで4時間ほどかかります。バンコク観光の合間に日帰りでどうぞ。