インドネシアにある世界遺産は9つ(2023年10月時点)。インドネシアはいくつもの島々から成り立つ群島国家のため、すべて制覇するにはかなりの日数を必要とします。ジャワ島内の一定エリアであれば、観光ついでにサクサクと周遊可能。日程を調整しながら効率よく周りましょう。
インドネシアの世界遺産登録数は2023年10月時点で9件あります。
ボロブドゥル寺院遺跡群(シャイレーンドラ朝)(1991年)
プランバナン寺院群 (古マタラム王国)(1991年)
サンギラン初期人類遺跡 (1996年)
バリ州の文化的景観 : トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システム (2012年)
サワルントのオンビリン炭鉱遺跡(2019年)
ウジュン・クロン国立公園(1991年)
コモド国立公園 (1991年)
ロレンツ国立公園 (1999年)
スマトラの熱帯雨林遺産(2004年)
インドネシアの世界遺産のなかでも最も絶景と称されるのが、インドネシアのジャワ島、ジョグジャカルタ郊外に位置するボロブドゥル寺院遺跡群でしょう。
ボロブドゥル寺院遺跡群は8世紀後半から9世紀前半にかけて、建立されたといわれている世界最古の仏教寺院です。形状は、ピラミッド型の寺院で、大変大きく、観光に訪れた人は、きっとそのスケールの大きさに圧巻されることでしょう。
一言でインドネシアと言ってもいくつもの島々から成り立っているため、8つ全ての世界遺産を周ろうと思うと結構な日程を確保する必要があります。
まずはジャワ島にあるボロブドゥル寺院遺跡群とプランバナン寺院群とサンギラン初期人類遺跡、この3つはわりと近くにあるため狙いやすいスポットと言えるでしょう。ついで同じジャワ島・東部に位置するウジュン・クロン国立公園は首都ジャカルタから一番近い距離にあり、行きやすい場所です。
この後、バリ島を目指すのであればスバック・システムを見学に行くことも可能です。もう少し足を伸ばせばコモド国立公園まではなんとか行けるかもしれませんが、ここまでいくとかなり距離が出てきます。
残り3つはマレーシア側に位置するスマトラの熱帯雨林遺産・サワルントのオンビリン炭鉱遺跡と、パプアニューギニアに隣接する場所に位置するロレンツ国立公園ですが、全て見たい方は時間のゆとりを持って個人旅行を計画されるとよいでしょう。