海外旅行に行くために絶対に必要なパスポート。パスポートには有効期限があり、期限切れ間近だと入国だけでなく、出国すらできない場合があります。
そんな状況にならないためにも、有効期限には余裕をもっておきたいですね。今回は、パスポートの更新にかかる時間について解説します。
パスポートの更新は正式には『切替発給』といい、有効期限まで1年を切っている場合に申請が可能です。海外旅行に行く予定がない人でも、早めに更新しておきましょう。
申請が通り、新しいパスポートを受け取るまでには、土・日・祝日を除いて6日間かかると言われており、新規でパスポートを申請する時と同じくらい時間がかかるのです。
ちなみに、申請書の中にある刑罰等関係欄が「はい」に当てはまるという方は、早くても1カ月から2カ月ほどかかってしまいます。
多くの人は当てはまりませんので、更新にかかる時間は1週間程度と考えておきましょう。
パスポートの更新には、必要な書類がいくつかあります。
申請窓口にあり、必要な情報を記入して提出します。
パスポートの情報に変更がないときは必要ありませんが、結婚して姓が変わった時などは1通必要です。戸籍謄本または戸籍抄本は、申請日前6カ月以内に交付されたものを用意しましょう。コピーは不可です。
住民台帳ネットワークの利用を希望していない人、住民登録をしていない都道府県で更新を申請する場合、いずれかに該当する方は住民票の写しが必要です。申請日前6カ月以内に交付され、本籍地の記載がある住民票の写しを用意しましょう。
新しいパスポート用の写真が1枚必要です。履歴書や免許証のものとサイズが違うので注意しましょう。
現在手元にあるパスポートが必要です。
以上の物が用意できたらパスポートの申請を行えますので、近隣のパスポートセンター窓口に提出してください。基本的に月曜日から金曜日の平日のみ受付しています。土日しか休みがない人は代理人でも可能ですが、原則としては本人のみが申請可能です。
申請が通常通りに行われれば、土・日・祝日を除く6日間ほどで新しいパスポートを受け取ることができます。連休などによって遅れることもありますので、更新にかかる時間はだいたい1週間以上と考えておきましょう。
パスポートを受け取る際にもいくつか必要なものがあります。
新しいパスポートの引換券になりますので、忘れずに持って行きましょう。
12歳未満は収入証紙、収入印紙合わせて6000円。
12歳以上で有効期限5年間のパスポートは、収入証紙、収入印紙合わせて1万1,000円。
有効期限10年間のパスポートは、収入証紙、収入印紙合わせて1万6,000円です。
収入証紙と収入印紙は申請窓口で購入できます。パスポートの申請受け取りは、必ず本人が窓口に出向かなければなりません。
パスポートの申請には、まとまった費用と1週間以上の時間がかかりますので、ぎりぎりで更新するのではなく、パスポートを使う予定がなくても早めに更新するようにしましょう。