サイパンのダイビング人気は衰え知らず。サイパン国際空港からプロペラ機で約10分の「テニアン」エリア、ダイビングスポットの「B-29」、サンゴが群生する「ナフタン」など、年間を通じて水温が高く、初心者から上級者まで、多彩なポイントで透明な海を楽しむことができます。
サイパン周辺、北マリアナ諸島の海は、年間通して水温・透明度ともに高く、世界中のダイバーの憧れの場所でもあります。ベストシーズンは季節風が収まる5月以降と言われています。訪れる時期にあわせて、最適なスポットにダイブしましょう。
日本の春から夏にかけては、サイパン国際空港からプロペラ機で約10分のところに位置するテニアン島でのダイビングがおすすめです。水温が30度ほどになり、特にダイビングポイント「フレミング」ではまるで空を飛んでいるようなドロップオフになります。
このエリアは12月から3月くらいまで船が揺れることが多いので、酔い止めの対策が必要です。人気スポットの「テニアングロット」も同様で、船揺れが多くなるので酔いやすいという人は事前にケアするようにしましょう
一方、サイパン北部は比較的一年中安定してもぐることができます。11月から3月の冬場はマダラトビエイの季節なので、ダイビングに挑戦してみるにはもってこいです。
季節によって多少海の癖はありますが、年間を通じて水温が高く透明な海をいつでも気持ちよく楽しむことができます。
サイパンから5キロほど離れたテニアン島のダイビングスポット。平均透明度50メートルを誇る「テニアングロット」は地形派ポイントで、珍しい魚やダイナミックな地形の海中世界が堪能できます。洞窟の中に入ると光が神秘的に差し込みます。この辺りは「テニアンブルー」と呼ばれる強烈な海の青で人気が高いスポットです。
ダイビングスポット「B-29」には、約10メートルの水底に戦闘機のプロペラの残骸がいまだに残っています。ダイビングスポット名は「B-29」と呼ばれていますが、実は日本の川西二式大艇という飛行艇です。浅く明るいのでゆっくりと見学でき、初心者でも安心して楽しめます。
「ナフタン」はサイパン島最南端のポイントで、群生するサンゴを楽しむことができます。ただ岬に近いので流れが強く、ある程度中性浮力をコントロールできる方におすすめです。透明度はいつでも良い状態です。
サイパンのダイビングショップは家族で経営しているような規模ばかりですので、技術や料金に大きな差があります。自分の目的にあわせたショップ選びが重要です。
さまざまな独自サービスを持っているところも多く、水中で積極的に撮影してくれたり、特別なスポットへ誘導してくれたり、家族で楽しめるポイントを紹介してくれたりします。そういった点も考慮すると同時にホームページで施設写真を検索し雰囲気をつかんでおくことも重要です。
料金に関しても、支払いのタイミングや価格設定をしっかりと打ち合わせしておかないと、思ったより高額の請求をされることがあります。口コミで評判を下調べしておくのもよいですね。悪天候のためキャンセルしたが前払い分が返金されなかった、ということがないよう事前にしっかりとしたリサーチしておくと安心です。