空港に行くとよく見かける手荷物用のカート。意外に使い方がわからないものです。
そんな空港のカートに関する疑問を解消するため、カートの種類や使い方などを紹介します。
空港には主に2種類のカートが用意されています。
一般カートと呼ばれるスーツケース等の大型の荷物を載せることのできるものと、小型カートという主に免税区域で買い物して荷物が増えたときに利用するためのものです。
・一般カート
一般カートは駐車場、空港に直結する駅やバス停、また出発ロビー、到着ロビーの手荷物検査場などにあり、出発・到着ロビーでの移動時に大きなバッグやスーツケースをスムーズに運ぶために使用します。
・小型カート
小型カートは免税区域に置いてあり、免税店エリアで買い物したものを載せるためにあります。
どちらも利用できるエリアが決まっていますので、空港内の案内などを確認するとよいでしょう。また、使用後はカート置き場に返却します。
どちらのカートも日本国内の空港では基本的に無料で利用できます。
海外の空港では日本と同様に無料の場合もありますが、空港によってはデポジット制や有料の場合もあります。
デポジット制とは、利用時に指定の金額を支払うとカートのつながれたチェーンが外れて、カートを返却した際に支払った金額が戻ってくるというものです。
有料の場合は、利用時に料金を支払うことでカートが利用できるようになります。
国や空港により利用方法や金額が異なるため、適宜確認しましょう。
一般的に空港のカートは持ち手のレバーが下がるようになっており、押し下げるとブレーキが外れて進みます。逆にレバーが上がった状態だとブレーキが掛かるので動きません。
空港により導入しているカートの種類や規格が異なりますので、カートやカート置き場に記載されている使い方を確認して使用しましょう。
一部の空港では電動カートも用意されています。ただでさえ広い空港では電動カートがあると移動が楽です。
成田空港では2016年9月より、東京オリンピック・パラリンピックに向けて電動カートの本格運用をスタートしています。特に予約は不要で、乗務員の方に声をかければ利用可能とのこと。
海外の空港では、電動カートは基本的にファーストクラス向けのサービスですが、一部の空港では事前予約と追加料金を支払うことで利用することも可能です。
これは一般的な旅の心得ですが、カートに積んだ荷物からは目を離さないようにしましょう。
日本の空港では、トイレの前などにカートと荷物を無人で置いてある光景を見かけるかもしれません。国内ではこのような場合に荷物が盗まれることは少ないかと思われますが、海外では盗難に遭うおそれがあります。
複数人での旅の場合は荷物番を置くとよいでしょう。一人旅の場合はカートから荷物を下ろして、トイレの中まで荷物を持ち込みましょう。
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