南太平洋に浮かぶ楽園「フィジー」は、エメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜と手つかずの自然、温かい人々が魅力の人気リゾート地です。
本記事では、初めての旅行でも安心して楽しめる観光スポット10選と、充実の3泊5日モデルコースをまとめました。
ビーチリゾートだけでなく、文化や大自然も満喫できるフィジーの魅力をご紹介します。
Tourism Fiji.
青く澄んだ海と美しいビーチ、そしてフレンドリーな人々が迎えてくれるフィジーは多くの人に愛されています。
そんなフィジーへの旅行が初めてなら、現地の基本情報を事前に押さえておくことが大切です。
日本からのアクセスや現地の気候、物価、治安など、旅を快適にするための基礎知識をご紹介します。
またフィジーは自然が豊かな環境のため、虫除けスプレーなどは必須です。
紫外線も非常に強いため、サングラスや日焼け止めといったグッズも忘れないようにしましょう。
フィジーには豊かな自然と多様な文化を楽しめる人気の観光地が、島に数多く点在しています。
今回はその中から厳選した、7箇所の人気観光スポットをご紹介します。
フィジー旅行のスタート地点となるナンディ国際空港は、島の西部に位置するナンディにあります。
日本からは成田空港からフィジー・エアウェイズが直行便を運航しており、アクセスも良好です。
空港自体の大きさはコンパクトながらも全面的なリニューアルが完了しており、快適な待合スペースやラウンジ、免税店やカフェも充実しています。
また空港周辺にはホテルやツアーデスクも多数あり、観光客にとって非常に利便性が高い立地です。
ナンディ国際空港から車で約15分のナンディタウンは、ローカルな雰囲気が味わえるフィジーらしさ満点の市街地です。
中心部にはショッピングモールや観光客向けの土産物店はもちろん、ローカルマーケットも多く日本では見かけない珍しい食材も豊富で、歩いているだけでも楽しめます。
また南半球最大のヒンドゥー教寺院「スワミ寺院」も徒歩圏内にあり、色鮮やかな装飾や独特の建築美が見どころです。
国内では珍しい宗教文化の多様性を感じられる貴重な場所のため、ぜひ立ち寄ってみてください。
Tourism Fiji.
空港から北へ車で約15分の丘地にあるこの植物園は、山々が横たわる巨人の姿に見えることから「スリーピングジャイアント」と名付けられました。
園内には2,000種を超える花々や熱帯植物が植えられており、緑に包まれたリラックスできる空間になっています。
周囲の景色を一望できる展望台には1時間ほど歩くと辿り着くことができ、そこからの眺めはまさに絶景です。
下山後に休憩できるラウンジもあるため、体を動かすアクティビティが好きな方は訪れてみてはいかがでしょうか?
空港から車で20分弱の場所に位置するサンベド温泉は、フィジーで体験できる最もユニークなアクティビティのひとつです。
天然の泥を全身に塗って乾かし、その後温泉で洗い流すというデトックス効果の高いスパ体験が人気となっています。
この泥にはミネラルが豊富に含まれており、美肌や疲労回復に効果があるとされています。
観光客だけでなく地元の人々にも親しまれており、気軽に入浴を楽しめるのも魅力です。
リゾート感が満点のデナラウ港は、大型クルーズ船や離島ツアーの発着港として多くの人が行き交う場所です。
周辺にはヒルトンなどの高級ホテルが立ち並び、ヨットが停泊する風景はまるで南国の高級リゾート地にも感じられます。
港に隣接するショッピングモールには、地元料理から国際色豊かなグルメが楽しめるレストランや土産店も充実しています。
夜にはライブ演奏やショーが開催されることもあり、一日の締めくくりを楽しむ場所としてもおすすめです。
島の南西部に位置するシンガトカ大砂丘は、国内初の国立公園として知られる自然と歴史が共存した観光スポットです。
広大な砂丘は風の影響で常に形を変えており、ハイキングルートでは歩くごとに異なる風景が現れます。
考古学的な調査では、この砂丘の下に石器時代の遺跡があったと考えられています。
地元ガイドによるツアーでは動植物の説明や歴史的背景なども詳しく学べるため、知的好奇心も満たされること間違いなしです。
Tourism Fiji.
白砂とターコイズブルーの海が眩しいナタンドラビーチは、フィジーで最も美しいビーチとして知られています。
周囲には美しい自然も残されており、静かに過ごしたい人に最適と言えます。
また砂浜での乗馬やシュノーケリングといった、様々なアクティビティを楽しめるのも魅力の一つです。
夕方には夕陽が海を赤く染める幻想的な風景を見ることができ、ここを旅の目的地に選ぶ方も多くいます。
先ほどまでご紹介したのはフィジーの首都があるビチレブ島の観光スポットですが、本来フィジーは330の島からなる島国です。
続いては、少し足を伸ばせば楽しめる、他の島々の観光スポットについてご紹介していきます。”
フィジー本島から船でおよそ2時間の場所に位置するのがマナ島です。
美しい白砂のビーチとターコイズブルーの海に囲まれた環境から、南の楽園として多くのリピーターを持つ場所でもあります。
シュノーケリングやスキューバダイビングなど、豊富なマリンアクティビティが体験できる場所が多いのも嬉しいポイント。
家族連れからカップルまで幅広い層に人気があり、日本から訪れる観光客も多いスポットです。
Tourism Fiji.
本島の西側に広がる20以上の群島であるママヌザ諸島は、手付かずの自然の楽園として知られています。
フィジーでも屈指の観光スポットであり、壮大なサンゴ礁は世界でも有数の美しさです。
リゾート施設が充実しており、サーフィンなどはもちろんヘリコプターツアーなど幅広いアクティビティを楽しめます。
デナラウ港から定期船が毎日運行しており、アクセスがいいのも嬉しいポイントです。
ナンディから北西に位置するヤサワ諸島は、美しい自然はもちろん落ち着いた静けさが魅力の島々です。
プライベートビーチなどを兼ね備えた高級リゾートも多く、カップルなどで利用される方も多くいます。
サンゴ礁に囲まれた美しい海でのダイビングや、鍾乳洞探検などの冒険心刺激するアクティビティも充実。
混雑とは無縁の、隠れ家のような時間を楽しみたい方におすすめです。
Tourism Fiji.
フィジーは観光スポットがまとまっているため旅程を考えやすいですが、事前にコースを考えておけばロスなく旅を楽しむことができます。
そこで今回は、3泊5日と仮定しておすすめのモデルコースをご紹介しますので実際に街を巡る際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
フィジー旅行のスタートはナンディ国際空港に到着後、ビチレブ本島の観光から始めるのがおすすめです。
まずは「ナンディタウン」のローカルマーケットやスワミ寺院を訪れ、フィジーの多文化な雰囲気を体感しましょう。
午後は「スリーピングジャイアントガーデン」でトロピカルな植物やランを楽しんだ後、「サンベド泥温泉」で旅の疲れを癒します。
ぜひゆったりとしたスケジュールで、フィジーの自然と人々の温かさに触れる初日を過ごしてみてください。
2日目は、アクティブに行動してフィジーならではの美しい海を満喫する日にしましょう。
「デナラウ港」からボートで出発し、「ママヌザ諸島」や「マナ島」などのリゾートアイランドへ向かいます。
シュノーケリングやダイビングでサンゴ礁とカラフルな熱帯魚に出会い、真っ白な砂浜で過ごすひとときは、まさに楽園そのものです。
フィジーでは日帰りで楽しめるツアーも多いため、人気の観光スポットを狙う方は事前にチェックしておきましょう。
日本への帰路に備えて、「ナンディ国際空港」で出発前にお土産探しをしましょう。
さらに少し足を伸ばして「ナンディタウン」へ向かえば、フィジー産のココナッツオイルや工芸品などのお土産もそろいます。
フィジー最後のひとときをゆったりと過ごしながら、また訪れたくなる景色を胸に帰国の準備をしましょう。
今回はフィジーで訪れたい観光スポットとモデルコースをご紹介しました。
透き通る海、美しい離島、そして温かいフィジーの人々との出会いは、きっと心に残る旅になるはずです。
ご紹介した3泊5日のモデルコースを参考に、自分だけの旅行プランを立ててみてはいかがでしょうか。