海外旅行は一人旅、友人同士、カップル、家族連れや勤め先の仲間など、さまざまな人同士で行く場合があり、それぞれの場合において気をつけることや楽しみ方のポイントは変わってきます。家族連れの場合、とりわけ赤ちゃんを同伴する場合は、持ち物の選び方、飛行機の乗り方からお店の選び方まで、何かと注意しなければならないことが多いでしょう。
今回は、ベビーカーを海外旅行に持って行く際の注意点や、現地や空港でのレンタル方法を紹介します。
日本でいつも使っているベビーカーを海外旅行先でも同じように利用したいと考えている場合には、日本から持参することになります。その際には次のことが想定されますので、出発前に確認しておきましょう。
渡航先にもよりますが、日本ほど歩道がきれいに整備されていない国もあると思っておきましょう。国によっては歩道上に水たまりがあったり、露店がせり出したりしていて歩きにくくなっていたり、路面がでこぼこだったり、ベビーカーで安全に通ることができない地域もあります。そのような場合はベビーカーの使用は困難ですので、抱っこひもを利用する方がおすすめです。
また飛行機に搭乗する際には、ベビーカーは機内持ち込みができません。スーツケースなどと同様、チェックイン時に預ける必要があります。
ベビーカーやベビーバギーを海外旅行に持って行くのは労力を要することだと感じる人もいるでしょう。特に、自宅から空港まで公共機関での移動がラッシュアワーと重なったりする場合は、ベビーカーを載せるのも厳しい、ということもありえます。
そのような場合に使えるのがレンタルサービスです。まず自宅から空港までは抱っこひもで赤ちゃんを運び、空港についたら空港内でのレンタルサービスを利用。さらに旅行先では、海外現地レンタルを利用します。このようにレンタルを賢く使うことで、ベビーカーを運んだり預けたりする手間を省き荷物を減らすことができます。
では、国内外で使えるベビーカーのレンタルサービスを紹介します。
日本の国際線が発着する空港の中から、羽田空港・成田空港におけるベビーカーレンタルサービスを紹介します。
まずは羽田空港の国際線ターミナルです。こちらでは特定の航空会社の利用客専用ではなく、羽田空港を利用する人なら誰でも利用することができます。
またこのベビーカーは、飛行機に搭乗する直前まで利用可能なのです。そのため、レンタルを活用する人はもちろんベビーカーを自宅から持参する人も、先にベビーカーを預け入れてしまってからレンタルのベビーカーを利用すれば、出発ロビーまで楽に過ごせます。
次に成田空港の場合です。こちらは第1ターミナル、第2ターミナルのインフォーメーションカウンターで、ベビーカーの無料貸し出しが行われています。
ただし、利用後は最寄りのインフォメーションカウンターに返却する必要があります。羽田空港のように出発ロビーまでは持ち込むことができません。
次に渡航先でベビーカーをレンタルする方法です。
例えば、子連れファミリーが多いハワイやグアムの場合、旅行会社が現地ツアーデスクでベビーカー貸し出し(有料)サービスを行うケースがあります。その場合、当然ながら使いまわしているベビーカーですので、使用感やヨゴレなどは多少あります。
また、ツアー旅行のオプションとしてベビーカーレンタルができる場合もありますが、レンタルはできてもベビーカーの種類は選べないという場合もあるそうですので、お子さまの年齢や敏感さなどに合わせて検討しましょう。
ベビーカーは、持っていく場合と貸し出しサービスを利用する場合の良しあしは一長一短です。多少荷物は増えても使い慣れたベビーカーで旅行先を回りたいという場合は持って行くことをおすすめしますが、荷物を減らしたい、盗難のリスクを抑えたいという場合はレンタルを活用するのも手だと考えられます。