LCCでシンガポールに行こう! 就航路線と賢い航空券の選び方
シンガポールは世界中の人が訪れる人気の観光地ですが、できるだけ安く旅行をしたいならLCC(格安航空会社)の利用がおすすめです。乾季の6~10月はハイシーズンで航空券が高くなりますが、それ以外のシーズンは比較的安く航空券を得ることができます。
シンガポールの玄関口であるチャンギ国際空港は、東南アジア最大のハブ空港です。世界各国をつなぐこの空港には、日々多くのLCCが就航しています。
また航空サービスの調査会社・SKYTRAXが毎年行っている「世界の空港ランキング」では、空港の快適さや上質なサービスが高く評価され、2013年から5年連続「世界最高の空港」に選ばれ続けています。
LCCと一言でいっても、会社によって路線やサービス内容は異なります。ここでは、シンガポールに就航している主要LCC3社の就航路線と所要時間をみていきましょう。
ジェットスターは、価格の安さを特徴としています。定期的にセールを行っていたり、独自で「最低価格保証」を行っていたりするので、それらを狙って利用すると通常よりも安くなるのでおすすめです。
ジェットスターからは、中国・香港を経由する路線と、フィリピン・マニラを経由する路線、台湾・台北を経由する路線があります。出発地やフライトの時間によって経由地はさまざまです。
東京から香港までは4時間45分程度、香港からシンガポールまでは3時間50分程度のフライトです。
大阪からマニラまでは4時間15分程度、マニラからシンガポールまでは3時間35分程度のフライトです。
大阪から台北までは4時間50分程度、台北からシンガポールまでは2時間50分程度のフライトです。
スクートは、シンガポール航空の100%出資によって2011年に設立された格安航空会社です。国内では3つの空港で運行されています。新しい会社ではあるものの、年々存在感を増しているLCCのひとつです。
スクートを利用してシンガポールへ行く場合は以下の5つの路線があります。
東京から台北までは3時間30分程度、台北からシンガポールまでは4時間50分程度のフライトです。
東京からバンコクまでは5時間50分程度、バンコクからシンガポールまでは2時間25分程度のフライトです。
大阪から高雄までは3時間10分程度、高雄からシンガポールまでは4時間15分程度のフライトです。
大阪からバンコクまでは5時間55分程度、バンコクからシンガポールまでは2時間25分程度のフライトです。
北海道から台北までは4時間程度、台北からシンガポールまでは4時間45分程度のフライトです。
マレーシアに本社を置くエアアジアは、その名前の通り、アジア路線で多く就航しています。そのため、東南アジアなどの身近な旅行先への選択肢にぴったりです。
エアアジアを利用してシンガポールへ行く場合は、マレーシアのクアラルンプールを経由します。乗り継ぎ含め長時間のフライトにはなりますが、その分安い価格が魅力です。
東京からクアラルンプールまでは7時間5分程度、クアラルンプールからシンガポールまでは1時間程度のフライトです。
大阪からクアラルンプールまでは6時間35分程度、クアラルンプールからシンガポールまでは1時間10分程度のフライトです。
北海道からクアラルンプールまでは8時間程度、クアラルンプールからシンガポールまでは1時間10分程度のフライトです。
LCCのメリットはなんといっても、価格の安さ。大手航空会社と比べると圧倒的な安さでの海外旅行を実現できます。時期によってはセールも実施されているのがうれしいポイントです。
ただし、価格が安いのにはもちろん理由があります。荷物を預けるにも追加料金がかかりますし、機内食や飲み物などのサービスもオプションで支払いが必要になります。
座席の指定も有料で、シートの間隔が狭いのもLCCの特徴です。シンガポール到着までは早くても9時間ほどと長く時間がかかるため、オプションの利用を検討したりして、快適なフライトになるよう工夫が必要です。
航空券自体の値段が安くても、オプションを利用すると追加費用がかかるということは忘れないように注意しましょう。
※本記事は2017年9月時点の情報です