お粥は台湾の定番グルメ!とってもおいしい台北のお店三店
お粥は広く中華圏に浸透しているグルメの一つですが、台湾文化にもやはり深く根付いていて、台北にもお粥を食べられるお店がたくさんあります。お米や作り方に強いこだわりを持つ糜家荘や朝ごはんを食べられる清粥小菜、お粥が食べ放題の小李子清粥小菜など、ぜひとも訪れてみたいお店が多くあります。
お粥は中国や香港など、中華圏で広く親しまれているグルメの一つ。お米を魚介や鶏などのダシでじっくり炊いたお粥を、揚げパンなどこってりしたおかずと一緒にいただく朝食はたまりません。もちろん、台湾の人にとってなくてはならないものの一つです。
台湾は三食外食というのも珍しくなく、屋台やレストランで朝食にお粥、あるいは残業帰りの胃もたれしない夜食にといったように、時間を問わず台湾の人々をほっこりあたためてくれるのがお粥なのです。台北には数多くのお店が軒を連ねていますが、その中でも地元の人や観光客に人気のある美味しいお店をご紹介します。
糜家荘(ミージャージョン)は潮州料理(ちょうしゅうりょうり・広東省の地方料理)が食べられるお店で、中でもトロトロに煮込んだお粥が美味しいことで有名です。店内にはカジュアルなテーブル席が並び、入口近くに飾ってある巨大な「粥」の文字に圧倒されます。
こちらのお店にはカニや豚など約10種類のお粥メニューがあり、特に人気があるのが鶏肉と椎茸のお粥です。厳選されたお米を数種類ブレンドして、それぞれのお粥メニューでお米を入れる順番や煮込む時間が異なるという徹底ぶりです。
メニューには一応日本語も書き添えられていますが、メニューの横に「HOT」とあるものはお店のおすすめ。お粥のほかにも食べ応えのあるメニューがたくさんありますから、「HOT」表記と直感を信じて色々オーダーしてみては?
ちなみに清粥小菜とはお粥に小皿料理(おかず)を一緒に楽しむスタイル。「清粥小菜」の文字が入ったお店がたくさんありますね。中でも、迪化街の清粥小菜(チンヂョウシャオツァイ)は地元の人で朝から賑わっているお店の一つ。青いテントが目立つお店の前では、毎日たくさんの人が早朝からお粥を食べている姿を見ることができます。
清粥小菜の特徴はなんと言ってもその手軽さ!お粥をトレーに乗せたら、たくさん並べてあるトッピング(小菜)の中から自分の食べたいものを指で指して注文します。湯葉や茹で青菜、肉そぼろなどが人気。出遅れると人気のおかずはさっさと売り切れてしまうので、このお店にでかけるなら早めにどうぞ。
なお、お粥は決して朝食メインというわけではなく、遅くまで営業している夜食向けの清粥小菜のお店もあります。
台湾では「宵夜(夜食)」「吃宵夜(夜食を食べる)」という言葉があるよううに夜食の習慣が根付いていて、真夜中から朝方まで営業しているお店が多くあります。こちらの小李子清粥小菜も夕方5時から翌朝の6時まで営業しているお店で、夜食目的のお客さんで毎日にぎわっています。清潔でモダンな店内には100種類以上ものおかずが並んでいて、好きなものを注文して小皿に取り分けてもらうシステムです。
また、お粥が食べ放題というのも特徴的です。おかずを持って席に着いたら、お店の人がお粥の鍋を置いてくれます。お粥はトロトロのサツマイモが入ったもので、味の濃いおかずとの相性が良いと評判です。
旅行先ではおいしいものを食べようと、毎日のように外食続きで胃が疲れてきますよね。そんなときに胃を休めるためにも、優しいお粥を食べてみてはいかがでしょうか。台湾のお粥はおかずが充実しているので、物足りなさを感じることは少ないでしょう。
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/05/01