台北を自転車で観光! レンタサイクル・Ubikeのススメ
台北を自転車で観光するなら、市が管理しているレンタサイクルUbike(YouBike)は小回りが利いて便利。バスやMRT、タクシー利用もよいですが、レンタサイクルがあれば少し遠い観光スポットに足を伸ばすのも便利ですよね。SIMフリー携帯が必須ですが、街中にあるステーションならどこででも返却可能。何かと小回りが利いて便利なUbikeの使い方をご紹介します。
台湾を観光していると、街中でよく見かけるのが、オレンジとビビットな黄色が印象的な自転車。でも、やけに同じような自転車が街中を走っている……。実はこれ、台北市が管理しているレンタサイクル「Ubike(YouBike)」なのです。
Ubikeは台北市のいたるところに貸し出し・返却場所を兼ねるステーションが設置されています。その数、650カ所以上! 現在地から一番近いステーションと、ステーションごとの状況(借りられる自転車があるか、返却スペースがあるかなど)は、公式サイトで情報提供されていますので、事前にサイトでチェックしておくと移動もスムーズで便利です。
Ubikeのレンタル方法は、登録→車両選択→乗車→返却の4ステップ。登録なしでレンタルできる「シングルレンタル」もありますが、登録すれば最初の30分間が無料になるため、自転車観光を楽しむなら、登録することをおすすめします。
なお、「シングルレンタル」(登録なし)で自転車を利用する場合は、「悠遊カード」やICチップ搭載のクレジットカードを使って、各ステーションのKioskでレンタル可能です。
台北に着いたらさっそく手に入れたいのが「悠遊カード(EASY CARD)」。これは日本でいう「Suica」や「PASMO」などと同じ交通ICカードで、地下鉄や電車、バスなどの運賃の支払いができるうえに運賃が割引にもなる優れもの。
Ubikeでは貸出料金の決済に使います。最初にかかるお金はデポジット100元に、チャージ金額分です。駅の券売機などで気軽に購入できます。
Ubikeに登録するには台湾の電話番号が必要です。登録する際に、ショートメッセージで確認のための番号が送られてくるためです。
「悠遊カード」を携帯のうえ、もよりのKiosk(貸し出しステーション)を探して、専用端末の表示に従って台湾の電話番号を入力、すると暗証番号が届きます。その後自分で決めるパスワードを入力、支払い方法を選択して手続きは完了です。
※「シングルレンタル」を利用する場合は、登録不要です。
会員登録は日本からも可能です。あらかじめSIMフリー携帯、またはSIMロックを解除したキャリアの機種に、台湾で使える通話つきプリペイドSIM(現地の空港などで手に入りますが、日本のECサイトなどでも購入できます)を入手して、利用前に会員登録だけ済ませておけば現地で登録する手間がはぶけて便利ですね。
自分が選んだ番号にある自転車を引き出しましょう。基本的にはどの自転車も整備されていますが、ブレーキやタイヤの空気はざっとチェックしましょう。借りている間に街中で駐輪するときはカゴに入っているワイヤロックで施錠します。
駐輪ポール上方のセンサーに登録済みの「悠遊カード」をかざし、グリーンのランプが点滅したのを確認したら車両を後方に移動すればOKです。
Kioskで車両を選び、90秒以内に選択した駐輪ポールから車両を後方に移動しましょう。
目的地に到着したらUbikeを返却しましょう。借りた場所に返す必要はなく、街中にあるステーションで乗り捨てできるので、とても使いやすいシステムとなっています。
返却時は端末を操作する必要もなく、ロックがかかるまで自転車を台に連結させましょう。点灯しているランプが青から緑に変わればきちんと返却が完了したしるしです。一つ注意したいのは、ステーションが満車だと返却できない点。中心部は込み合うため、夜まで使う場合はほかのステーションの場所も押さえておきましょう。
車両を空いている駐輪ポールに止め、青のランプが点滅したら、「悠遊カード」をかざして引き落とし額と残金を確認しましょう。
車両を空いている駐輪ボールに止め、しっかりロックされているか確認したら返却完了。レンタル時に選択した支払い方法に沿って、自動で料金が引き落とされます。
お天気さえよければ渋滞を気にすること無く、気の赴くままにあちこち行けるUbikeは便利な交通手段です。それでもちょっとしたトラブルはつきものです。
気をつけたいのは、料金が支払われずにエラーと表示されるケースです。これは台への接触が悪くてセンサーがうまく作動しないために起こります。すいているほかの台でもう一度試してみましょう。
また、一度返却後また次を借りようとしても借りられないこともあります。これは前回のデータがきちんとリセットされていなかったためです。リセットされていないと借り続けていることになってしまうので気をつけましょう。
安全を心がけ、周囲に目を配らせながら楽しく観光を満喫しましょう!
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/05/01