台北のパン屋さんは見逃せない! 老舗から世界一まで勢ぞろい
台北はおいしいパン屋のメッカ。世界チャンピオンになった有名な「呉寶春麥方店」「LE GOUT」をはじめ、老舗の「福利麺包FLORIDA BAKERY」や観サンドイッチ名店「洪瑞珍」など、観光客や地元の人に愛されるお店がたくさんあります。牛肉麺や屋台料理などに目が向きがちですが、パン屋もぜひチェックしてみてください。
台北には数多くのグルメがありますが、実はパンも有名です。世界的に有名なパン職人のお店もありますし、台湾ならではの独特な味わいが楽しめるパン屋さんもあります。今回は台湾に行ったらぜひ立ち寄ってほしいパン屋さんをご紹介します。
4年に1度パリで開かれる、ベーカリーのワールドカップ、「マスター・ド・ラ・ブランジュリー」。この2010年の大会で見事優勝したのが「呉寶春麥方店(ウーパオチュンマイファンディエン)」店主の呉寶春(呉宝春/ウーパオチュン)さんです。
お店では呉さんが世界一を勝ち取ったパン「ライチローズパン」ももちろん販売中(1個350元)。バラの花びらやクルミ、ドライライチなどを混ぜ込んだハードパンで、表面のライチの焼き目が目印。かなりの大きさであるのに加え、見た目的にも固そうですが、食べてみると意外とサクサクして歯触りが良く、何より台湾らしい予想外の組み合わせがユニーク。
冷凍で2週間は持つそうなので、お土産にもおすすめです。チャンピオンが作ったパイナップルケーキも売られているので、あわせて話の種にいかがでしょう?高雄市と台北市にお店がありますよ。
LE GOUT(レグー)は、ショッピングモール京華城の八徳路側入り口にオープンしたパン屋さんです。オープンして間もないこともあり、外観も内装もとてもオシャレです。こちらでも世界チャンピオンのパン職人、呉さんのパンを楽しむことができます。
多くのパンが小分けされたスペースにキレイに並べてあり、日本のパン屋さんと似た雰囲気です。一見高級そうなパンが並んでいますが、値札を見ればほっと安心。35元(約\105)程度から手ごろな値段で売られていて、気軽に楽しめそうです。
福利麺包(フーリーメンパオ)FLORIDA BAKERYは創業60年以上の歴史を持つ、老舗のパン屋さんです。台湾にある5つ星のホテルや有名レストランは、ここの福利麺包パンを利用してお客さまにも提供しているのだとか。
歴史も実力も折り紙付きのパン屋さんですが、実際に入ってみると店内はカジュアルで、数多くある種類の中から好きなだけ選ぶことができます。おいしいパンを気軽に買えることもあり、観光客だけでなく地元の方にも愛されているパン屋さんです。
こちらは台湾の中でもとても有名なサンドイッチ店です。特に高級な食材を使用しているわけでもなく、卵やハム、ジャムなどを中心としたシンプルなサンドイッチ(28元〜)が中心です。非常にやわらかいので取り扱いには注意が必要ですが、「これぐらいでいいかな」と自分で思う量より多めに購入するのがおすすめ。まとめ買いをすると味のよさです。
チーズとジャムなど日本ではあまり見ない組み合わせもありますが、甘みとコク、塩気など絶妙なバランスが成立していて、何個でも手が伸びそう。熱烈なファンが多く、リピーターも続出するこの味は、ぜひ現地でお楽しみくださいね。
台湾には一流の味を手軽なお値段で楽しめるパンがたくさんあります。その味もさることながら、日本では見かけることのない珍しい形や現地ならではの材料を使ったパンもあるので、見た目や香りも楽しむことができます。
※本記事は2017年2月時点の情報です
更新日:2025/05/01