青く澄んだベトナムの海でダイビング!おすすめスポットはどこ?
海での観光の印象が薄いベトナムですが、実は美しい海と手付かずの自然を楽しめる魅力的なダイビングスポットがあります。サンゴ礁が広がるニャチャン、ジュゴンが生息するコンダオ島、ローカルな海でゆったりと海を楽しむことができるチャム島と、それぞれの個性的な魅力を持つ島で、最高のダイビングタイムを楽しむことが可能です。
ベトナムでダイビングといってもあまりイメージがわかないという人も少なくありませんが、ベトナムにも青く美しい海を満喫することができるスポットがあります。そこで、ダイビングにおすすめのスポットを3つご紹介します。
ベトナム南部に位置するニャチャンは、およそ7キロも続く美しいビーチを有する都市です。周囲にはそれぞれの魅力を持った島々があり、ビーチリゾートを満喫することができます。ニャチャン湾には古いものだと数千年もの歴史をかけてできたサンゴがおよそ350種類以上生息するといわれ、青い海に広がる美しいサンゴ礁の絶景を楽しむことができるダイビングスポットです。
ダイビングの中心地ともいわれているため、多くのダイバーたちがこの場所を訪れていますが、そんなニャチャンの美しい海の中でもおすすめのダイビングスポットが「マドンナロック」です。岩場のポイントであるマドンナロックでは、一番深い水深約25メートルで1メートルものハタやマダラエイなどの魚が群がる様子を見ることができます。
また「モーレイビーチ」も人気のダイビングスポットです。最深約20メートル、天気が良い日には海の青さが際立つ魅力的な光景を見せてくれます。ニャチャンのベストシーズンは乾期である2月から9月頃で、中でも晴れの日が多くなる4月から7月頃がダイバーにとってのベストシーズンです。
「ベトナム最後の楽園」ともいわれているコンダオ島。ホーチミンから飛行機、あるいはブンタウから船でアクセスする、大小合わせて16の島からなる諸島です。
タクシーもない島内には手つかずの自然が多く残り、開放感のある白い砂浜や美しい海を楽しめます。コンダオ島でのダイビングで多くのダイバーたちの魅力を集めているのが、エメラルドグリーンに広がる海の美しさとジュゴンです。
絶滅危惧種に指定されているジュゴンを見られる可能性があるうえ、遭遇すれば一緒に泳ぐげるということから、貴重なダイビングスポットとなっています。ダイビングの前後には島内にあるビジターセンターでジュゴンやウミガメのはく製を間近で見学できます。
ホイアンの東部に位置する離島のチャム島は 、全部で8つの島からなるチャム諸島の中でも最大の島となっています。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「生物圏保護区」に認定されていて、原生林も多く残り、いまだ自然豊かな場所です。
島周辺の透明度の高い海の中には135種類もの美しいサンゴが生息し、その内6種類はベトナムで初めて発見された貴重なサンゴといわれています。田舎の風景が広がるチャム島は静かな波の音や潮風を感じながらのんびりとした時間を楽しめる島ですが、ダイビングでは浅瀬の場所から深さ60メートルのところまで起伏に富んだ海底を楽しめる魅力的なスポットでもあるのです。
ベトナムにはリゾート地としてまだあまり知られていない貴重なダイビングスポットがあります。いまだ手付かずの自然の中で青く澄んだ海や美しく広がるサンゴの光景を見たり、ジュゴンに出会う感動の時間を得ることができたりと充実した旅を満喫することができるでしょう。
※本記事の内容は、2016年10月時点の情報です。
更新日:2025/05/01