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楽器を海外旅行で持ち込むには?機内持ち込みするときの注意点

楽器は機内持ち込みが安心です

海外へ渡航する人の中には、お仕事などの関係で愛用の楽器を国外へ持ち出さなければならない人がいるのではないでしょうか。楽器の持ち出しは可能なのか、可能であるならどのような方法で持ち込めるのかなど、この記事では、楽器を機内へ持ち込むときに必要な手続きや注意点を紹介します。

楽器の機内持ち込みは可能なのか

楽器を機内へ持ち込むことは原則可能です。
しかし、それぞれの航空会社によってサイズの規定があり、搭乗する飛行機の種類によって違いがあります。楽器はサイズや形状の違いによって機内持ち込みまたは預け入れ荷物のどちらかになります。

機内持ち込み編

荷物を預けたら乱暴に扱われて戻ってきたという話を耳にしたことはないでしょうか。もし高価な楽器が破損・紛失してしまうことを考えると、機内にいるときに落ち着けません。
このことから、楽器を目の届かないところに預けてしまうのは抵抗があるはずです。

機内持ち込みが安全

各航空会社は楽器の機内持ち込みを許可しています。機内に持ち込めるなら預け荷物に比べて、安心感が格段に違ってくるでしょう。しかし、航空会社によって機内持ち込みのルールが異なります。
JALのホームページには、「規定内であれば機内持ち込み可能」と書かれています。規定についてホームページには、具体的な持ち込み方法が記載されているので確認をしてみましょう。
ANAは、「3辺の合計が115cm以下の場合は可能」とのことで、普通の持ち込み荷物と同様のルールで持ち込みが可能と書かれています。サイズが超過してしまう場合は、座席を追加購入する必要があります。
楽器は手元に置いておけるほうが安心なので、超過料金は必要経費と考えたほうがいいかもしれません。それぞれの航空会社には、公式ホームページに手荷物の問い合わせがあるので、確認しておくと良いでしょう。

預け入れ荷物編

楽器を運ぶにあたって、持ち込み荷物として自分の近くに置いておければ安心ですが、サイズが超過してしまった場合は残念ながら手荷物として預けなければなりません。預け入れの条件としては、スーツケースと同じ規定範囲内である航空会社が多いようです。
しかし、あまりにも大きな楽器の場合は、スペースの都合により断られてしまうことがあります。

やはり機内持ち込みがベターなのか

各旅行会社は機内持ち込みに関して柔軟に対応してくれます。
ユナイテッド航空では、楽器専用の座席チケットを購入するように呼びかけています。持ち込みに関して、全て制限の範囲内であることが条件とされていますが、重量が75kgを超過していないこと、適切な梱包が施されていることなどが挙げられています。
したがって、キーボード・ギター・複数のバイオリンなどの場合、特別料金が必要になってきます。
頑丈なハードケースに詰め、蓋が開いてしまわないようにベルトなどで固定する対策が必要になってくるでしょう。
料金などはその都度ユナイテッド航空まで問い合わせが必要です。

税関申告が必要な場合があります

楽器を機内持ち込みできたとしても、入国する国によっては税関申告がある場合があります。過去、ドイツに入国しようとした音楽家が税関申告漏れを指摘され、楽器を没収されたというケースがあります。楽器を持ち込む場合には、当該国に出入国時の際、指定の税関手続きを行ってください。

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まとめ

海外へ楽器を持っていくなら預け荷物としてではなく、機内に持ち込む方が安全です。楽器を持ち込みたい場合、予約の必要があるので、必ず事前に航空会社へ確認するようにしましょう。
加えて、移動のときに破損を防ぐため、ケースの中にもエアーキャップなどで衝撃を吸収するよう対策を取り、トラブルのない海外旅行にしてください。

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