海外旅行で気になるポイントの1つが、ホテルのバスルーム事情。日本の旅館やホテルの浴室とは違う点も多く、国や地域によってそのスタイルもさまざまです。
今回は、海外のホテルのバスルームについて、その使用方法や気を付けたいポイントをご紹介します。
日本のホテルと違い、海外のホテルではバスタブ(浴槽)が備え付けられていない場合があります。最近ではバスタブが付いている高級ホテルも増えていますが、日本と比べますと、シャワーのみというホテルも少なくありません。
海外のホテルに多いユニットバスでは、トイレとシャワーが併設されているため、バスルームにシャワーカーテンが備えられている場合があります。シャワーカーテンは、お湯に浸かるときはバスタブの外に出し、シャワーを使用するときはバスタブの中に入れます。
ユニットバスでは、洗い場とトイレがシャワーカーテンで仕切られているだけですので、シャワー使用後にお湯や湿気でトイレットペーパーが湿ってしまうことも。そのようなことを避けるために、ぬれたら困るトイレットペーパーなどは入浴前に浴室から出しておきましょう。
海外のホテルでは、壁に固定されたシャワーが多いです。海外の水質はほとんど硬水で、ホースなど細い管だと水がつまりやすいため、ホースシャワーが設置されているホテルはまれです。
海外では水の供給が十分に整っていない国が多く、シャワーを浴びている途中でお湯の勢いが弱まったり、急に温度が低くなったりする場合があります。多くの宿泊客がシャワーを使用している時間は使用を控えたり、短時間で洗い終えるようにリンスインシャンプーを使用したりと、工夫して入浴しましょう。
▼こちらもチェック
海外旅行にシャンプー持参は必要?持っていくときの注意点まとめ
バスルーム内には、服やバスタオルなどを置く脱衣スペースはありません。通常、洗面台の上やトイレのふたの上にそれらを置くのですが、そのまま置いてしまうと水滴でぬれてしまうことも。そのようなときのために、S字フックとビニールバックを用意しておくと便利です。入浴中は、タオルや衣類をビニールバックに入れて、S字フックを使用しバスルームの扉にかけておきましょう。
海外のホテルでは、使用済みのタオルであってもきれいに折り畳んでしまうと未使用と勘違いされてしまいます。ホテルによっては、何も言わなければ交換してくれないこともあります。
欧米のホテルでは、使った後のタオルはバスタブの中や床の隅のほうに、アジアのホテルでは洗面所に畳まずに置いておきましょう。そうすることで、タオルを使用したというサインになります。
世界には、その土地の文化や風土によって、さまざまなお風呂事情があります。郷に入れば郷に従えの精神で、マナーを守りつつ海外でのバスタイムを満喫しましょう。
▼こちらもチェック
海外旅行にドライヤー持参は必要?持っていくときの注意点まとめ
海外旅行前に持ち物の確認を!国によって異なる海外のコンセント事情