いつも何気なく使っている日本のトイレですが、他の国と比較するとじつはかなり進化系って知っていますか?自宅のトイレに限らず、公共施設にあるトイレも温水便器、ウォシュレットが付いているのが当たり前と、機能性、利便性ともに進化し続けています。今回は海外のトイレ事情と合わせて、海外旅行でのトイレの使い方と持っていくと便利なアイテムをご紹介します。
日本ではトイレに行きたくなったら、お店に入ったり公共のトイレがあったりと外出先でトイレを使用するのに困ることはほとんどありません。しかしヨーロッパの国々においては公衆トイレがある所の方が珍しいのが現状です。
国や場所によっても異なりますが、駅やサービスエリアなど、公共の施設にあるトイレを使用する場合、コインを入れて使用する場所も多くあります。旅行の際は旅先のトイレ事情を確認して、常にコインを携帯しておくと安心です。
トイレを使いたくなったら、お店に入ってトイレを借りるなんてこともありますが、例えばイタリアのマクドナルドや書店では、トイレの扉の前に機械が設置されています。
扉の前に行くと、イタリア語で「このトイレを使用するにはレシートに記載のパスワードを入れてください。」との表示があり、レシートに記載されている番号を入力することでトイレの扉が開くというシステムです。お店のトイレの扉に機械が設置してある場合には、買い物時に受け取ったレシートが必要になるので、うっかり捨てたりしないようにしましょう。
ヨーロッパのホテルや家庭のトイレには、ほとんどの場合「ビデ」が設置されています。特にこのビデが使用されているのが西・南ヨーロッパの国々です。
便器のような形をしていて、蛇口のついたものが「ビデ」と呼ばれるもので、局部を洗浄するために使用します。用を足した後に直接手で洗うウォシュレットのようなものです。日本のトイレのようなウォシュレットはついていないので、このようなオリジナルのトイレ文化でヨーロッパの人々は清潔さを保っています。
アメリカ国内では駅や空港、街中のデパートやお店など、公共施設でトイレを使うことに不便はありません。しかし、公的施設以外のカフェやレストランでは、トイレに鍵がかかっていることがほとんどです。そのため、トイレを使用する際にはお店の人に鍵を借りる必要があります。鍵を借りてトイレの扉を開けて使用するのですが、トイレがオートロックなことも多いので、トイレの中に鍵を忘れないように気をつけましょう。
中国、台湾、韓国などのトイレでは、基本的にトイレットペーパーは流しません。日本のように下水道のシステムが整備がされていないため、使用後そのまま流してしまうとトイレットペーパーが詰まってしまいます。
またベトナム、フィリピン、タイなどの諸外国においては、トイレットペーパーを使わずに備え付けの桶などを使用することも。上記のような国々においては、トイレの使用方法が異なるため、国ごとの状況を確認して使用することが大切です。
世界の国々や地域によって、トイレ事情は異なります。トイレットペーパーが備え付けられていないトイレも海外では多いので、海外旅行にはトイレットペーパーは必需品です。日本のトイレットペーパーの品質は他国に比べてとても優れているので、紙質にこだわるのであれば持参するようにしましょう。
トイレットペーパーを日本から持参する場合、芯を抜いておくと携帯に便利です。また、ウォシュレットや殺菌ジェルなども備え付けられていないので、気になる方はウェットティッシュや携帯用ウォシュレットの持参がおすすめです。
また、S字フックを携帯していると、ホテルや移動中に何かと便利です。トイレにカバンフックがついていないところも多いので重宝しますし、ホテル内で何かを掛けるときにも利用できます。意外と盲点なトイレ事情、海外旅行に行く前に情報収集をしておきましょう。
▼こちらもチェック
女性視点で選ぶ、実は便利な海外旅行グッズ!役立ちアイテムリスト