海外旅行中、滞在先のホテルで予約が取れていなかった、想定していた部屋と違っていた、などの体験をしたことはありませんか。ホテル滞在中にシャワーのお湯が出ない、部屋に不備があっても、何と言っていいか分からずガマンしたいう経験をお持ちの方もいるでしょう。クレームやトラブルが重なると、せっかくの楽しい海外旅行が台無しです。何か起こったときにうまく対処するために、覚えておくと便利な英会話をご紹介します。
海外では日本に比べて、ホテルにまつわるトラブルが多くなります。文化や習慣によるところもありますが、飛行機での長旅のあと、チェックイン時のトラブルがあると疲れも倍増してしまいますよね。滞在先のホテルに到着しても、手違いで予約が入っていないなんてことも……。そのようなチェックイン時のトラブルに備えた英会話をご紹介します。
ホテルに到着後、フロントで名前を伝えチェックイン手続きをしようとすると、予約がないと言われてしまいました。そんなときは以下のようなフレーズを使って確認してもらいましょう。
ホテル:Sorry, we have no reservation under your name.(申し訳ございません。あなたの名前での予約がありません。)
客:Here is my passport. Please check again.(パスポート名でもう一度確認してみてください。)
スペルミスの場合もあるので、パスポートを提示して、もう一度確認してもらうようにしましょう。
また、飛行機が遅れてチェックイン時間に間に合わず、キャンセルされてしまう場合もあります。そのときは、遅れた理由を伝えるようにしましょう。
客: My flight was delayed, and I couldn’t call. Is there anything you can do?(飛行機が遅れて電話ができませんでした。どうにかなりませんか。)
予約画面をスマートフォンなどに保存・プリントアウトしておいたものを見せ、自分の主張を明確に伝えることも必要です。
ホテル:Okay, I will manage it somehow.(わかりました、何とかしてみましょう。)
客:Thank you very much. I appreciate it.(ありがとうございます。)
万が一どうしても宿泊できそうにない場合は、他のホテルの情報を尋ねましょう。
客:Do you have any rooms available from tonight?(今夜から泊まれる部屋はありますか。)
ホテル:Unfortunately, we have no rooms available.(申し訳ないのですが、空いている部屋がございません。)
客:Could you recommend another hotel?(他のホテルを紹介してもらえますか。)
ホテルを紹介してもらったら、そのホテルに行き、チェックインできるか聞いてみましょう。
I have no reservation. Do you have a room for tonight?(予約していないのですが、泊まれる部屋はありますか?)
飛行機の遅延やトラブルなどで、ホテルの予約がとれないというケースもあるかもしれません。そんなときは、とにかくその日の宿を確保することに努めましょう。
日本ならホテルのスタッフにお願いをすれば、すぐ解決してトラブルにならないようなことも、海外では英語でやりとりしなければいけません。どう表現するかわからないと問題が解決できず、不満がたまってしまうことも。そのようなとき、トラブルが大きくなる前に解決するための英会話をご紹介します。
海外のホテルではシャワーのお湯が出ないなどのトラブルがよく起こります。そのようなときはフロントに電話をして、直してほしいと伝えましょう。
There is no hot water in the shower. Could you fix it?(シャワーのお湯が出ません。直してもらえますか。)
その他の室内でのトラブルとして、
・トイレが流れない
Toilet doesn’t flush.(トイレが流れません。)
・お風呂やシャワーの排水溝が詰まっている
The bath tub/shower drain is blocked.(お風呂/シャワーの排水溝が詰まっています。)
などがありますが、できるだけシンプルな英語で伝えるようにするとよいでしょう。
また、機能するという意味の「work」はいろいろな場面で応用することができます。
例えば以下のように覚えておくと、「it」の部分を「The TV」などさまざまな名詞に変えることで、多くの部屋の不備についてホテル側に伝えることができます。
it doesn’t work.(壊れています。)
シャワー以外にも、部屋の中でトラブルが起こることがあるかもしれません。部屋を変えてほしいときは、まずは以下のように尋ねましょう。
I have a problem with my room. Could I move to a different room?(部屋に問題があるのですが、別の部屋に変わることはできますか。)
さらに、予約していた部屋と違う場合などは以下のように言うとよいでしょう。
This is not the room I expected. Would you please change my room?(予約した部屋とは違うようなので、部屋を替えてもらえますか。)
また、部屋を移る場合は、料金の確認をしておくと安心ですね。
Does it cost additional?(追加料金はかかりますか。)
たとえ海外であっても、トラブルが起きたら日本と行うことは同じです。英語に苦手意識がある人でも、知っている英単語を使ってできる限り伝えてみましょう。特に海外では、自分の要求を明確に伝えることが重要です。
今回紹介した表現を組み合わせて、旅行当日に備えて練習をしてみてはいかがでしょうか。
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