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いっぱいになったらどうする?パスポートのスタンプの意味とは

パスポートスタンプ

パスポートとは、海外で過ごす際の身分証です。日本のパスポートは世界的に高い信頼を得ており、ほとんどの国に行くことが可能。
外国に出入国する際は、パスポートにスタンプが押されます。今回は、スタンプが持つ意味やトラブルが起きた場合の対処法についてご紹介します。

パスポートのスタンプが持つ重要性

顔写真の入ったページ、スタンプやビザを貼る査証欄、そして緊急連絡先などを記入するページなどで構成されているパスポート。スタンプは日本出国時、外国入国時、帰りも同様に外国出国時、日本入国時と、ひとつの国を出入りすると合計4つのスタンプが押されます。

日本人は日本のパスポートを持っていますので、日本の出入国スタンプよりも外国の出入国スタンプがしっかりと押印されているかが重要です。ビザなしで観光できる国の滞在期間は、入国した日から60日や90日などといった規定があり、入国日付を元に起算します。何らかのミスでスタンプが押されず入国した日付を確認できない場合、不法入国とみなされてしまいますので、入国審査の時にはきちんとスタンプが押されているかどうか、その場ですぐに確認しましょう。

万が一ホテルに着いてからスタンプが押されていないことに気づいたら、航空券など客観的に証明できる書類を持ち、早めに空港で押してもらってください。その際、追加で料金を請求されたり、荷物検査を入念に行われるかもしれませんので、きちんとスタンプが押されている同伴者を連れて行き正当性を主張しましょう。

シェンゲン協定とは

例えばスペインへ旅行に行く場合、日本からの直行便がありませんので、フランスのシャルルドゴール空港などで乗り換えをして、スペインの各都市へ行きます。スペインとフランスはシェンゲン協定を結んでいますので、フランスで入国審査を済ませたら、スペイン入国の際に入国審査を受ける必要はありません。手続きを簡略化することで余分な業務を減らしているのが、シェンゲン協定です。

外務書によると2012年2月現在で、ベルギー・フランス・ドイツ・ルクセンブルク・オランダ・イタリア・ポルトガル・スペイン・ギリシャ・オーストリア・フィンランド・アイスランド・ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・エストニア・スイス・リヒテンシュタイン・スロバキア・スロベニア・チェコ・ハンガリー・ポーランド・マルタ・ラトビア・リトアニアが協定を結んでいます。

しかし先ほどの例で言いますと、フランスでスタンプが押されないままスペインに入国し、シェンゲン協定域内を旅行中にパスポートコントロール(入国審査)があり、疑われてしまうというケースも。警察などから見れば不法入国としか捉えられず、いろいろと質問を受けることになるので気を付けましょう。

パスポートのページを増やす

10年有効のパスポートには、44ページの査証欄があります。ビザを取得して長期滞在する方はビザのシール1枚で滞在できるのでページが無くなることはあまりありませんが、何度も海外旅行をする方は査証欄がスタンプで埋まり、押すところがなくなります。

スタンプを押すページがなくなってしまった時は、都道府県の申請窓口や、外国の日本大使館、領事館などの在外公館でページを増やしてもらうよう申請ができます。パスポートを新たに申請し直すこともできますが、費用が別にかかるので増補した方がお得です。パスポートのスタンプで行った国がわかりますので、なるべく同じパスポートでいろいろなスタンプを集めたいという人もいるでしょう。

増補すると新たなに40ページが追加され、今まで使っていたパスポートで続けて旅行や出張ができるようになります。

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