パスポートは海外へ行く際に必ず必要となる国際的な身分証明書です。空港での出入国審査の他、ビザの申請やホテルのチェックインの際なども必要なので常に携帯する必要があります。
パスポートを取得するには、住民登録をしている各都道府県の窓口へ申請しなければなりません。その時に必要となる書類をまとめて紹介します。
写真は縦4.5cm×横3.5cmの縁なし無背景のものを使用します。証明写真の機械で撮影する際パスポート用のサイズを選択すれば問題ありません。
本人確認書類については、運転免許証、船員手帳、写真付き住基カードならば1点のみで申請可能です。また、平成28年1月から交付開始されたマイナンバーカードも使用できるようになりました。
これらの書類を持っていない方は、健康保険証や年金手帳、学生証など2点組み合わせて提示します。
有効期限切れや紛失・盗難でパスポートを再申請するときも、用意すべき書類は同様です。
パスポートは有効期限が5年のものと10年のものの二種類がありますが、20歳未満の方は5年のパスポートしか申請できません。また、申請書裏面の「法定代理人署名」欄に親権者(父母またはそのいずれか一方)または後見人の署名が必要となります。
署名ができない場合は、親権者または後見人の署名のある同意書の提出を求められます。
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絶対に必要!パスポートを取ろう
パスポートの残存有効期間が1年未満となった時、あるいは査証欄に余白がなくなった時には、切替発給を申請して新たなパスポートを取得します。
申請する自治体にもよりますが、以前のパスポート取得時から本籍地に変更がない場合には、戸籍謄本の提出を省略できる場合も多いです。また、写真の規定については初めてパスポートを取得する場合と同様となります。
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海外旅行前に要確認!パスポートの更新にかかる時間
申請は住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で行います。
窓口の場所や受付時間は外務省ホームページで確認できます。申請してから受領までは1週間程度かかり、土日や連休をはさむとそれ以上かかりますので、遅くとも渡航の2週間前までには窓口へ行きましょう。
申請したパスポートを受領する際は、申請時に渡された受領証に収入証紙と収入印紙を貼り、窓口へ提出します。
10年有効なパスポートの場合は\2,000の収入証紙と\14,000の収入印紙が必要となります。(現金払いとしている都道府県もあります。)
パスポートは渡航する方の日本国籍、身分を証明し、渡航先の外国政府に保護を依頼する大切な公文書となります。申請者の国籍、氏名、生年月日などについて厳正なチェックが行われるため、パスポートの受領は申請者自身が行います。
パスポートを紛失または盗難にあった場合はまずは警察署へ紛失・盗難の届け出を行います。
その後パスポート申請窓口へ出向き、紛失一般旅券等届出書、写真(規定サイズ4.5cm×3.5cm)、住民票の写し、警察署の発行した紛失・盗難の届け出立証書類、運転免許証などの身元確認書類を提示します。この届け出によってパスポートは失効となります。
海外でパスポートを紛失した場合は、パスポートの代わりとなる「帰国のための渡航書」を発行することで日本へ帰国することが可能です。この「帰国のための渡航書」を発行するには、戸籍謄(抄)本あるいは日本国籍が確認できる書類(運転免許証など)が必要になります。
海外で戸籍謄本を所持していることは想定しづらいですので、これを手に入れるためには日本にいる家族や友人の協力が必要となります。この方法は非常に手間がかかりますので、もしものときに備えて免許証などの身分証明書はパスポートと別の場所で保管しましょう。