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結婚後パスポートを変更せず使うのはリスク!注意点まとめ

名字が変わったら、パスポートの変更手続きを忘れずに

パスポートの記載内容に変更があったとき、届け出を行うのは法律で定められたルールです。しかし、パスポートの切り替えには約2週間かかります。結婚式の後すぐに海外に行く予定の方は、旅行前にパスポートを変更できない、という場合もありえます。
それでも、「結婚式後すぐに新婚旅行で海外へ行きたい!」とお考えの方に、旧姓のパスポートのまま海外旅行に行くときの注意点と、そのまま旧姓で使い続けないほうがよい理由について説明します。

結婚後すぐ旧姓パスポートを使用するときの注意点

航空券・ツアーの登録名

旧姓のパスポートを使うとき注意が必要なのは、航空券の名前とパスポートの名前が一致しているかどうかです。パスポートの変更が間に合いそうになければ、航空券やツアーは必ず旧姓で申し込み、現在のパスポートの記載内容と合っているか念のためチェックしましょう。

クレジットカードの名義

実際に旅行するうえでのデメリットは、買い物・宿泊でカードを使うときに、トラブルのタネになりかねない、ということにあります。
クレジットカードで決済する場合、もし新姓を登録しているクレジットカードを使用してしまいますと、パスポートとカードで氏名が異なることが原因でトラブルが起こる可能性がありますので、旧姓のカードおよびサインを使用するようにしましょう。

基本的には結婚したらすぐ変更を。

新婚旅行のあともそのまま旧姓のパスポートを使い続けたとしたら?万が一の時にリスクを背負うことになります。

記載内容変更は、法律で定められたルール

『旅券法第10条』では、パスポートの記載事項に変更があったら、遅滞なく変更または新規発行の手続きをするよう定められています。

万一の場合の身の危険

パスポートは、国外においては一番確かな身分証明書になりますので、もし現地で事件や事故などに巻き込まれたときにその身分証明書の記載内容が間違っているのは、大きなリスクにつながります。たとえ新婚旅行は旧姓のままで楽しんだとしても、その後速やかに変更手続きをすることが望ましいです。

不法滞在などの疑いをかけられる

加えて、欧米をはじめ世界各国において、テロや不法滞在、移民の流入などの問題が年々深刻化しているため、多くの国で、出入国や不法滞在のチェックが厳しくなっています。できる限り早くパスポートの記載内容は変更することをおすすめします。

パスポートの記載内容を変更する方法

方法としては、変更後の内容で新たに発券するか、既存のパスポートの内容を更新するかのどちらかです。

新規発行

手持ちのパスポートを無効にして、有効期間10年または5年のパスポートの発給申請をする手続きです。新たに発行するパスポートの有効期間が10年の場合は¥16,000、5年の場合は¥11,000となります。
変更前のパスポート、申請日前6カ月以内に発行された戸籍謄本の原本、パスポート用証明写真(45㎜×35㎜)、身元確認書類(運転免許証等)を準備しておきましょう。

記載事項変更

返納パスポートと残存有効期間が同一の新たなパスポートの「記載事項変更旅券」を発給申請する手続きです。¥6,000がかかります。
変更前のパスポート、申請日前6カ月以内に発行された戸籍謄本の原本、パスポート用証明写真(45㎜×35㎜)を準備しておきましょう。

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終わりに

結婚しても旧姓のままパスポートを使うことには、さまざまなリスクがあることがご理解いただけたでしょうか。また手続きの前に、最寄りのパスポートセンターのWEBサイトで事前に確認することをおすすめします。

 

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