海外旅行でタクシーに乗れるようになると行動範囲が広がり、旅行をより楽しむチャンスが広がります。しかし、海外のタクシーといえば日本と違ってとっつきにくいイメージを持っている人もいるでしょう。
そこで今回は、海外旅行中にタクシーに乗ったときに使える英会話のフレーズを紹介します。
Could you take me to the ABC hotel?
(ABCホテルに行きたいのですが)
海外でタクシーを使うシチュエーションとしてありがちなのが、観光スポットからホテルまで戻るときです。有名ホテルであればタクシーの運転手もたいてい場所を把握しているでしょう。しかし、小さなホテルの場合には乗車を断られたり、違う場所で降ろされたりする可能性もあります。
そんな時に便利なのはフロントでホテルの名刺をもらっておくこと。
「Here is the address.」(住所はここです)と言いながらタクシー運転手に見せるといいでしょう。
Could you put it in the trunk?
(荷物をトランクに入れてください。)
スーツケースなど大きな荷物がある時は、このフレーズを使ってトランクに入れてもらいましょう。タクシー運転手が出し入れしてくれた場合は、チップを多く渡す等、ちょっとした心がけも必要です。
How much will that cost?
(いくらかかりますか?)
タクシーの金額があらかじめ分かっていれば、必要以上に請求されるのを防ぎやすくなります。行き先を告げたら、このフレーズを使ってまずおおよその金額を確認しておきましょう。
How long will it take to the hotel?
(ホテルまでどのくらいの時間がかかりますか?)
行き先を告げたら、所要時間を聞いておくといいでしょう。the hotelの部分を自分の行き先に変えて使ってください。あくまで運転手が教えてくれる時間は一般的な所要時間ですので、交通状況が悪い場合には多く時間をかかることもあります。そういったことも頭に入れて余裕をもって行動しましょう。
また、このフレーズはタクシーだけではなく、道端や駅で道を聞くときにも使うことができます。
Can you hurry up?
(急いでもらえますか?)
公共の交通機関では間に合わない場合にタクシーを使うことも多くあります。そんな時に「急いでもらえますか?」と言えば、タクシーの運転手も努力してくれるでしょう。
また、ある時間までに到着しなければならない場合には、「Can you get there by 3pm?(午後3時までにそこに着きますか?)」と、運転手に聞いてみましょう。
Let me off here, please.
(ここで降ろしてください)
Here’s fine.
(ここで構いません)
渋滞等で時間を要している場合や料金が予算オーバーしているときなど、目的地とは違う場所で降ろしてもらうケースもあります。また、目的地を正確に伝えられなかった場合、目的地に近づいた時点でこのフレーズを使うと便利です。
How much is the fare?
(料金はいくらですか?)
メーターの料金表示が分かりにくいこともあります。そんな時は必ず料金を確認しましょう。
海外では、タクシー運転手もあまり英語が得意でない場合もあります。相手が言っている数字が聞き取れない場合には「How much is it again?(いくらと言いましたか?)」と言って、もう一度ハッキリ言ってもらいましょう。もしくは、紙とペンを渡して料金を書いてもらいましょう。
Keep the change.
(おつりはいりません)
海外ではタクシーでもチップを払わなければいけない国もあります。また、親切にしてもらってチップを渡したいときなど、おつりをチップとして渡したい時にこのフレーズを使います。料金とは別にチップを渡す時はHere’s a tipと言って、チップを渡してください。
チップが慣例になっている国でチップを渡さなかった場合、運転手が急に態度を変えることもあります。トラブルを未然に防ぐため、渡航前にチップの有無とその相場を確認しておきましょう。
May I have a receipt, please?
(領収証はもらえますか?)
海外では必ずレシートをもらうようにしましょう。渡航中のお金の管理はもちろんですが、万が一忘れ物をしてしまった場合などに連絡しやすくなります。また、ケガや病気などで病院に行く場合も後日に海外旅行保険で交通費が下りる場合があります。
Would you call me a taxi?
(タクシーを呼んでもらえませんか?)
ホテルでタクシーを呼んでもらう時にフロントや係員に伝えましょう。同時に「I’m going to the station.(駅に行きたいのです)」などと行き先もあわせて告げておくといいでしょう。the stationの部分をairportなどそのときそのときの目的地に変えて使ってもOKです。
タクシーも上手に使えば便利な交通手段です。海外タクシーにただ怖いというイメージを持っているよりは、今回ご紹介した英会話フレーズを覚えて、ここぞというときに使えるようにしましょう。旅がよりスムーズに進みやすくなるはずです。