香港の地下鉄MTRは観光にも便利! 路線・チケット情報の総まとめ
香港の地下鉄(MTR)は、運賃が安い・スピーディーなど、観光利用にもおすすめです。中心部を走る筌灣線・觀塘線や、香港島の港島線は、観光スポットへのアクセスにも便利。エアポート・エクスプレスやライトレールも運営し、新規路線も続々開業するなど、移動に便利な交通機関です。
香港で「MTR」と言えば、一般的に地下鉄のことを指します。MTRは香港内をより早く・より安く移動できる交通手段で、乗りこなせば観光もショッピングもさらに効率アップします。
MTRの路線は香港島・九龍・ランタオ島へと延伸し、現在も年々新規路線を開業させています。
観光で利用しやすい、筌灣線(Tsuen Wan Line)・觀塘線(Kwun Tong Line)などは、チェックしておくと移動がスムーズでしょう。
中環~筌灣、ラインカラーは赤。金鐘・尖沙咀・佐敦・旺角・太子などにも停車。
黄埔~調景嶺、ラインカラーは緑。有名な黄大仙へのアクセスに便利。
香港~東涌、ラインカラーはオレンジ。ランタオ島までつながる路線、総延長は30km以上。
屯門~紅磡、ラインカラーは赤紫。新界地域へのアクセス路線。乗り継いでB級グルメの街、元郎へも。
堅尼地城~柴灣、ラインカラーは青。香港島北部を東西に走り、主要エリアの中環・金鐘・灣仔にもアクセス。
紅磡~羅湖、ラインカラーは水色。巨大なショッピングモールが隣接する沙田へも停車。
大圍~烏溪沙、ラインカラーは茶色。沿線は住宅地や高層アパートが多く、通勤にもよく利用される路線。
宝琳~北角、ラインカラーは紫。将軍澳~康城に支線あり。沿線はニュータウンとして開発が進む。
欣澳で東涌線に接続する香港ディズニーランドへのアクセス路線、ラインカラーはピンク。
現在は東段部分、金鐘~海怡半島が開業。ラインカラーはうぐいす色。海洋公園でオーシャンパークへのアクセス。黄竹坑~香港大学を結ぶ西段も計画中。
MTRの路線は、今後も増える予定です。新界沙田と香港島を結ぶ沙田線は、2019年に一部開通予定。さらに南港島線西段も計画中と、観光客にとってもますます便利になるでしょう。
MTRは、日本の電車の乗り方とほぼ同じ。チケットや乗車方法は、日本の鉄道システムと類似していますが、日本とは異なるところもあるので覚えておきましょう。
各駅にて切符を購入して乗車しますが、日本の交通系ICカードのような「オクトパスカード(八達通)」は便利でおすすめです。地下鉄以外にもトラムやバス、一部のコンビニなどでの支払いにも利用できるので、小銭の準備が必要ありません。
さらに「エアポート・エクスプレス・トラベルパス」や「ツーリスト・デイ・パス」といった観光客向け乗り放題チケットサービスも。使い方も検討して選ぶとよいでしょう。
通常の切符は日本同様、各駅に設置されている自動販売機で購入します。
乗車時は切符を自動改札機に通し、目的に到着したら自動改札機から出るのも日本と同様。オクトパスカードも、自動改札機上部についている絵柄部分にオクトパスカードをかざすだけでOKです。
香港国際空港から市内までを結ぶ、エアポート・エクスプレスの機場快綫(Airport Express)。通称AELは、香港国際空港から香港中心部まで20分少々という短時間でアクセスします。
AELの利用者は、九龍・香港の2つの駅から主要ホテルを巡回する無料のシャトルバスを利用できます。
ライトレールの輕鐵(Light Rail)とは、新界西部の屯門・元朗・天水囲を結ぶ路面電車のこと。地元の人たちの足として、よく利用される路線です。
※本記事は2017年12月時点の情報です
更新日:2025/06/16