ニューヨークの物価を日本と徹底比較! 節約ポイントもチェック
ニューヨークは物価指数ランキングで常に上位。特にマンハッタンは総じて高く、宿泊費、交通費、食費、娯楽費などは、旅行前にお得な利用術をしておくほうが安心です。メトロカードを使って地下鉄に乗り、シティパスで安く美術館めぐりと、旅の知識を蓄積しましょう。どうしても気になる部分は、旅行保険なども検討しましょう。
イギリスの調査機関、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)の発表によると、2017年の調査でニューヨークの物価は世界9位で、アメリカの中ではトップでした。東京はさらに上の世界4位でしたが、これは2016年の円高の影響と考えられています。
物価が高いと言われているニューヨークですが、市内全体でとらえれば「ビックリするほど高い」というわけではないようです。
実際に旅行することを考慮すれば、観光スポットと日本を比較するのがわかりやすいですね。マンハッタンの例も参考として、細かく調べていきましょう。
ホテルでマンハッタンと東京を比較すると、マンハッタンは東京のおおよそ2倍の宿泊費。しかも値段ほど広くないうえに、サービスもイマイチと言う評判も聞かれます。ただし、1泊数十万円の超高級ホテルはさすがにコンシェルジュのサービスも抜群ですから、思い切ってセレブ気分を味わうのも良いでしょう。
少しでも安く泊まるためには、クイーンズなどの郊外でホテルを探すのがおすすめ。その他にもゲストハウスやB&B、ホステルなども候補に入れましょう。
オフシーズンとなる1月~3月も割引価格になるので、この時期を狙って旅行するのも良いでしょう。
ニューヨークのタクシーは、初乗り2.50ドル(約280円)・約320メートルまたは1分ごとに0.5ドル(約60円)加算されます。
一方、東京は初乗り410円・以後237mまたは1分30秒ごとに80円が加算ですので、タクシー代はニューヨークのほうが割安です。
バスは基本的に、市内一律2.75ドル(約310円)。地下鉄も、メトロカードというプリペイドカード使用時なら一律2.75ドルです。
単純比較では東京の地下鉄のほうが初乗り170円~と圧勝ですが、ニューヨークの公共交通機関は一律料金ですから、遠くへ行くときには割安感がでてきます。
マンハッタンは地価や最低賃金が高いため、チェーン店でさえ全米の他エリアより高く設定されていることがあります。目安としては東京の倍程度、と考えましょう。
カフェやカジュアルレストランのランチ20ドル(約2,250円)、ディナー60ドル(約6,750円)から。ステーキハウスは100ドル(約1万1,300円)、高級レストランでは300ドル(約3万3,800円)以上もザラです。
さらにニューヨークでは、消費税8.875%とチップ15%~20%も必要です。ただし近年は、サービス料込みで金額表示するレストランも増えています。
食費を抑えるなら、おすすめは街中の屋台やデリ。安いものだと5ドル(約570円)前後から食べられ、しかもチップは不要です。
ブロードウェイをはじめ、世界トップのエンターテインメントが楽しめるニューヨーク。ミュージカルを例に取ると、座席や演目によって価格が変わりますが1公演100ドル(約1万1,300円)以上かかると覚えておきましょう。
安くチケットを入手するなら、タイムズスクエアにあるTKTSへ行きましょう。当日公演分のみを扱うため、見たい演目が無いこともありますが、半額でチケットが入手できることもあります。
ニューヨーク観光の目玉となる、美術館・博物館・展望台の入場料をまとめました。
シティパスは、ニューヨークの主要観光スポットをお得に利用できるチケット。122ドル(約1万3,800円)で行ってみたいスポットに数多く利用できるので、試してみてはいかがでしょう。
ばんそうこう(60枚入り)が約5ドル(約570円)、リップバームが約2ドル(約230円)など、日用品をニューヨークで購入してもあまりに高額ということはありません。滞在日数や使用頻度をふまえて、日本から持参するか、現地調達するか検討しましょう。
もともと高額で有名ですが、マンハッタンはその2倍~3倍。初診料だけでも2万円、盲腸で1週間入院したら800万円請求された、という事例もあります。
ケガや病気は避けられないものですが、どうしても気になるなら100%カバーの海外旅行保険や医療保険も検討しましょう。
※本記事は2017年10月時点の情報です
更新日:2019/02/22