準備はOK？空港で両替する際の注意点

海外旅行に行く際は、外貨への両替が必要です。事前に銀行や金券ショップで両替は可能ですが、時間に余裕がなく出国当日に空港で両替しなければならない方もいるでしょう。
空港では多くの通貨を取り扱っています。ドルとユーロは現地で両替すると手数料が高いですので、日本で両替するのがおすすめ。その他の通貨は、実は現地で両替した方がお得な場合も。今回は、空港で両替する際の注意点を紹介します。

両替所の営業時間に注意

空港の中に複数カ所ある両替所は、それぞれ営業時間が異なります。例えば成田空港第1ターミナルでは出国手続き前のエリアで12カ所、出国手続き後のエリアで3カ所。第2ターミナルでは出国手続き前のエリアに11カ所、出国手続き後のエリアに2カ所に両替所があります。
第１ターミナルの出国手続き前のエリアには、自動硬貨交換機が一カ所あり、7時半から23時半まで営業しています。
フライトの時間が深夜の場合、出国手続き前のエリアで両替を済ませておきましょう。

コインは両替できない

空港だけに限りませんが、外貨両替は小銭を取り扱っておらず、すべて紙幣での交換となります。端数がいくらになるか、レートから予想しておくことが大切です。
海外旅行から帰国して、日本円に換金する際もコインは両替できません。同じ金額でも、紙幣は交換してもらえますがコインはできませんので、出発地の空港やコンビニエンスストアでお土産などを購入し、使い切ってしまう方がお得です。
旅行やビジネスなどで頻繁にその国に渡航する予定がある方は、コインを残しておいてもいいでしょう。

両替は予約できる

空港で両替する際に手間取ってしまうと大変です。その場でいくら両替しようか迷っていますと、後ろに並ぶ人の迷惑になり、混雑の原因になります。
あらかじめ両替したい金額を決めて、オンラインシステムで予約をしておくとスムーズです。
成田空港のグループ会社が運営する、外貨の宅配サービスもありますので、確実に外貨を両替したい方は利用しましょう。

空港で両替できる外貨の種類

空港の両替所では、銀行などよりも多くの種類の外貨を取り扱っており、多いところで34種類もの外貨が用意されています。

北米では、アメリカドル、カナダドル、メキシコペソ、ブラジルレアル。
ヨーロッパでは、ユーロ、イギリスポンド、スイスフラン、スウェーデンクローネ、デンマーククローネ、ノルウェークローネ、チェココルナ、ポーランドズロチ、ハンガリーフォリント、ロシアルーブル。
アジアでは、韓国ウォン、中国元、台湾ドル、香港ドル、シンガポールドル、タイバーツ、マレーシアリンギット、インドネシアルピア、フィリピンペソ、ベトナムドン。
オセアニアでは、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、パシフィックフラン、フィジードル。
中東・アフリカ地域では、トルコリラ、サウジアラビアリアル、UAEディルハム、エジプトポンド、南アフリカランド、カタールリヤル

があります。
あらかじめ、渡航先の通貨が用意されているか確認しておきましょう。