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海外旅行に指輪をつけていく際に気をつけたいポイントまとめ

指輪の取り扱いに注意!

海外旅行をするときに、お気に入りのファッションリングや大切な記念の指輪などをつけていきたいと思う方もいるでしょう。しかし、日頃から指輪をつけている方でも、海外へいくときには税関の手続きや防犯上の理由から、いくつかの注意が必要です。今回は海外旅行に指輪をつけていくときの注意点をまとめました。

外国製品は出国時の税関申告を忘れずに

外国製品の指輪や時計、バッグなどを外国に持っていく場合は、「外国製品の持出し届」の手続きをする必要があります。もし届けを出さずに外国製品を持ち出した場合、帰国時に外国で購入した製品だとみなされれば関税がかかってしまうこともありますので、忘れずに申告するようにしましょう。

「外国製品の持出し届」は税関にあり、持ち出すものを記入した用紙を出国時に税関に届け確認を受けます。届け出をした用紙は帰国したときに税関に提出しますので、紛失しないように旅行中大切に保管してください。

紛失に注意

海外旅行中ついうっかりして大事な指輪や大切なものを紛失してしまう方は意外と多いものです。外務省が発表している海外邦人援護統計を見ると、2015年度の事件発生件数の約18パーセントが遺失・拾得物に関するものでした。
外務省 海外安全ホームページ 海外邦人援護統計

紛失の場合、事件性のある場合と違って海外旅行保険の支払いの対象となりません。海外では紛失したものが見つかる可能性は低いので、大事な指輪をなくしたうえに保険金も支払われないという二重のショックにならないよう、同行者がいる場合はお互いに声を掛け合うなどするとよいでしょう。

盗難・強盗に注意

先ほどふれた海外邦人援護統計では、2015年度の窃盗被害は事件発生件数の約21パーセントでした。日本では指輪をして外出しても強盗などの被害にあうことは少ないですが、海外では豪華な指輪をして歩いているのは、自分が金持ちであるとアピールしているようなもので大変危険です。

特に治安がよくない国へ渡航する場合は、高価な服の着用は避け、指輪などの装飾品もはずしておいたほうが安全です。万が一指輪などを身に付けていて強盗に襲われた場合は、抵抗をすると命の危険もありますので注意しましょう。

渡航先と、飛行機の乗り継ぎがアメリカの場合

アメリカ国内の空港を出発するときや、飛行機の乗り継ぎをするときには、アメリカ運輸保安局より乗客が預ける手荷物に施錠しないことが求められています。TSAロックに対応したスーツケースでも、アメリカの空港での出発時には鍵をかけずに預けるように促されます。これは、爆弾テロ対策などの警戒を強化するためのものです。

鍵をしていない状態では、スーツケースの中の荷物がいつなくなってもおかしくありません。指輪などの高価なものや貴重品は手荷物には入れないようにしましょう。もし荷物が破損したりスーツケースの中に入っていたものが紛失したりしても、航空会社には一切の責任がなく、補償してもらうことはできません。

海外で購入するとき

渡航先で指輪などのアクセサリーを購入する際、サイズ調整を必要とする場合は、必ず日数を確認するようにしましょう。旅行の思い出の品になりますが、日数がかかることが多く現地出発の日に間に合わないこともあります。世界各国に店舗をもつ有名店の場合は、日本でサイズ調整やアフターサービスが受けられるかも確認しておくと安心でしょう。

海外で購入した高額な指輪には帰国時に関税がかかります。関税がいくらかかるかも念頭に置いてショッピングを楽しむようにしましょう。

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